企業のブランディングに成功した経営者が共通して行うこと

 激化する価格競争に巻き込まれず、独自の市場を作るために、昨今、中小企業においても「ブランディング」を行うことが、非常に重要視されはじめています。ブランディングを行う上で重要な要素は幾つかありますが、最も重要な要素は「人」であり、特に経営者自身が企業の広告塔となることが最も効果的です。

中小企業にも広がりつつあるブランディング


 ブランディングとは、自社のブランドに対する顧客からの共感や信頼といった、無形の企業価値を高めていくマーケティング戦略を言います。

 激化する価格競争に巻き込まれず、独自の市場を作るために、昨今、中小企業においても「ブランディング」を行うことが、非常に重要視されはじめています。

 私が考えるに、ブランディングを行うためには4つの条件が必要です。

 今回は、その1つであり、最も重要なものについてお話したいと思います。

ブランディング成功に最も重要な要素は「人」


 企業をブランディングする上で、最も重要なものは何だと思いますか?

 それは、「人」です。

 特に、ここでいう「人」とは、中小企業の場合その経営者を指します。

 ここ10年から20年で急成長している中小企業や個人において、共通している特徴の一つが、「経営者のキャラクターが立っている」ということです。

 私が出会った中小企業で成功している経営者の方々は、ある意味特異なキャラクターを持っています。

  非常に勉強熱心で、製品の改良を積極的に行い、特許を取得し活用している経営者

  白メガネ・襟の立ったジャケットにジーパンを着こなすコンサルタント

  大々的なテレビ宣伝で超有名なあの美容整形の院長

 一見派手なだけに見えるかもしれませんが、自社の理念や向かうべきサービスの方向性をいずれも反映することで、あっという間に企業のブランディングに成功し、企業価値を高めて行かれました。

中小では経営者自身が企業の広告塔に成り得る


 中小企業の場合、その経営者そのものが「企業」を表すといっても過言ではありません。

 経営者自身が広告塔となり、一目で「あ、あの人か」と顔と身なり、性格まで覚えてもらわないと、会社のことも覚えてもらえないことは言うまでもありません。

 あえて、自分の本来の性格とは違う「キャラクター」を演じないといけないかもしれませんが、自分、ひいては会社が世に認められるための必須条件は、「人=キャラクター」であることをよく理解すべきです。

 あなたの会社では、経営者が広告塔になっていますか?(執筆者:株式会社IPMaacurie)

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