小さな1番で稼ぐ！1億稼いでいる高収入者はどんなことをしているの？

　顧問先を法人だけで100社抱えるキミアキ先生。その中でも年収1億円を稼ぐ経営者は、「小さな1番」で稼いでいるといいます。彼らは仕事に対してどう向き合っているのか？どのような業種を選んでいるのか？1億円稼ぐために、まず大事にするべきこととは？「小さな一番」となった人々の傾向を解説してもらいます。

高収入者はいずれも「小さな1番」で稼いでる

　1月ですし縁起良く1という数字にこだわって、「小さな1番で稼ぐ！」という話をしたいと思います。

　私どもあおば会計は、法人さんだけで顧問先が100社くらいありまして、その他にも不動産賃貸の公益法人、フリーランスの方々でだいたい50件くらい顧問先さんがあります。

　その中で稼ぎの良い人たちっていうのがいましてですね、そういう方たちには共通しているものがあります。

　今日のお題にもあげましたが、稼ぎの良い皆さんは、全員「小さな1番」で稼いでいるんですね。

　大きな市場の1番でも何でもなく、おのずと「ランチェスターの弱者の戦略」のように、商品・サービスの絞り込み、地域の絞り込み、それから顧客の絞り込み、そういうことを自然とやっているので、いつの間にか稼げるようになっているんですね。

　今日の結論を言ってしまいましたが（笑）、ここからは更に詳細な高収入者の傾向と、高収入者になるための対策をお話していきます。

小さな1番の人は「誰もができない商売」をやっている

　先述の通り、稼いでいる人は自ずとランチェスターの弱者の戦略をやっているよな、っていうところがあります。

　あおば会計には卓越した稼ぎのお客様がけっこういまして、実質年収1億円の方が過去8名出ています。

　それでですね、その人たちは毎年1億を確実に稼ぐんですよ。

　さて、高収入の人たちが小さな世界の1番で稼いでいる件ですが、本音を言ってしまうと、この稼ぎの良い人たち全員が「誰もができない商売」をやっています。

　ですから「素人のあなた！来月から稼げるようになります ♪！！」なんて、本当にそんなウソは言えません。

　稼いでいる人たちは大学で言うと、慶応大学がかなりの割合を占めていますが、別に慶応だから稼げる訳では無いんですよ。

　その人たちしか出来ない商売をやっているから稼いでいるんです。

　この特質性、希少性とかを考えた時に、絞り込んで、小さな世界を自分で作って、そこで1番になって稼いでいらっしゃるんですね。

高収入の人達は極めてリスク許容の度合が高い

　それから、高収入の皆さんに共通するのは、とにかく腹が据わっています。

　これはもう度胸の話ですね。

　事業というのは、ちょっと投資額が大きくなったりすると、吹っ飛ばす単位も大きくなります。

　ここ最近では…億単位で吹っ飛んでいる瞬間とかを我々も見ましたけれども、稼いでいる方は皆さんやっぱり腹が据わっていますね。

　この「腹が据わる」っていうのは何故なんだろうなって私もいつも考えるんです。

　「よくこんなリスクを背負えるよな…」って。

　もっとぶっちゃけて言うと、段々リスクが分からなくなっているんですよね。

　事業が大きくなっていくと、入るお金も大きくなるし、出て行くお金も大きくなってくる。

　動かす金額で自然とこうなっちゃうのかな〜、っていう気もしています。

高収入の人達は若い時に成功体験を経ている

　それから稼いでいる方たちの1つの傾向として、皆さんが20代で小さな成功体験を得ています。

　サラリーマンで活躍された方も、20代のうちは同期の中で出世頭だったり、そういう感じで小さな成功体験がありますから、じゃあ小さな世界で負けるわけがないっていう自信を持ってらっしゃるんです。

　小さな世界で勝てるっていうね。

　トップセールスマンだった方なんかも、大体が20代で1回は成功していますね。

　よく営業の話をするときに100人いたら、最初の2〜3年で結果が出なかった人っていうのは、その後営業を続けても、もう結果って出せないんですね。

　やっぱり、実際やってみると”向いている”人っていうのは、意外と２〜３年くらいで結果が出せちゃう。

　３年で結果が出なかった人で、その後に結果が出せる人って どれくらい確率が下がるかって言うと、まぁ色んな統計が有るんですが、いても５％くらいと言われているんです。

　それくらいしかいないんです。

　これと同じように、事業に関しても何らかの成功体験を20代のうちに経験していることが、非常に要素としては大きいです。

高収入の人達が稼いでいる業種はどんな業種？

　経営者は、当たるとまたデカいんですね！

　仮に自分が株を100％持っていたとしたら、その会社の利益が1億円いけば、自分が役員報酬を取っていようがいまいが、実質年収1億円ですからね。

　稼いでいる業種としては、不動産賃貸とかがまずあります。

　これは完全な投資業ですね。

　東京は不動産の街なんですけれど、不動産賃貸は最低でも3億円くらいぶち込まなければいけないですね。

　そういうリスクを普通にとれるかどうかですよね。

　不動産賃貸の良い所は、従業員さんを雇わなくて良いっていう利点がありますね。

　1人でも出来るというのは本当に利点で、大きな金額も動かしますから、収入もデカいわけです。

　それから、これは本当に個人の能力なんですが、クリエイターの方も稼いでますね。

　プログラマーもこちらに入りますね。

　会社組織にしていなくても、今クリエイターで安定的に稼いでいる人は2千万は稼ぎます。

　3千いくと仕事量的にキツいのかな、体が（笑）。

　こんな感じで会社経営者、不動産賃貸、クリエイター系っていう方たちは私共のお客様の中でも稼ぐ系ですね。

　そしてこの方々に共通して言えるのは、例えば不動産賃貸なんていうのは皆さんがイメージしている「大家さん」では無いです。

　もう凄まじく頭の切れる方たちがやっています。

　不動産賃貸って実は難しいんです。

　考え方は投資会社ですから、投資業というので最低3億ぶち込まないといけませんので、かなり頭が要ります。

　不動産賃貸＝皆さんが考えている大家さん では無いですからね、実際やっている人は。

　クリエイターもぶっ飛んでます。

　天才です。誰も出来ない、1人でやっているから収入もガァーッと上がります。

　会社経営に関しては、コレ面白くて、「良いチーム」ですよね。良いチームを持っている会社は必ず勝ちます！

結局は「頭」学んだことを実践する人が勝つ

　こういうのを見ていくと、結局は人間の能力の差っていうのが如実に分かるんです。

　ですから、結局「頭」なんです。

　人間の差って何なんだろうな〜って、いつも私が考えるときに、「頭」以外無いよな…って。

　なんでこんなに差がつくんだよって、結局「頭」だよなって。

　私自身こういうことを感じることが多い職業なんですよね（笑）。

　ですから、本当に辛いことを言うかもしれませんが、素人が稼げるようになるなんていうのは、あれは大ウソだと思って下さい。

　私もウソをつくのであれば、「田中塾のDVDを見れば………！！！」DVDなんて無いですけれどね（笑）

　「これを見れば来月からアナタも稼げます！！！」なんてね。。

　いや、私は言いませんよ（笑）！稼げるわけ無いんですから！

　そんなのに期待しないで、本当に地道な努力をしていかなくちゃ稼げるようにはならないし、やっぱりね…、卓越した能力っていうのも、どうしても必要になってくる。

　やっぱり、一流大卒以上の勉強を最低限でもして、学んだことをことごとく実行できないと、1億プレイヤーにはなれないということです。（執筆者：タナカキミアキ）