「稼げない」と思った時にチェックすべき売上を構成する5つの要素

 稼げないことほどビジネスオーナーの存在意義を無価値にするものはありません。そして、稼げていない時は、売上を構成する要素のどこかにズレが生じています。その要素は、商品・場所・価格・タイミング・売り方の5つであり、これをチェックした時に、間違えた方法を選択しているのであれば、すぐに修正をかけていく必要があります。

稼げないとビジネスオーナーの人間性は崩壊する


 こんにちは、ブリッジワークの高橋です。昨日こんなメールをいただきました。

  『稼げない!稼げません。何をやっても稼げません。泣けます。どうしたらいいでしょうか?』

 メールに書いてあるのはたったこれだけでした。さあ、あなただったらどう答えるでしょうか。

 僕たちビジネスオーナーが、もう、死んでも何があっても絶対に譲ってはいけないのが稼ぐことです。

 稼ぐことができないと、僕自身が過去に本当に痛感したんですけれど、人間性が崩壊します(笑)。

 大げさって言われちゃうとそうなのかもしれませんが、自分がまともな人間じゃなくなったような気分になりましたね。

 たとえば、支払いの約束を守れない。家族との約束を守れない。スタッフとの約束を守れない。自分自身との約束が守れない…

 どんどんビジネスオーナーとして、嫌な人になっていっちゃうんです。

 自己実現とか、社会貢献とか、家族の幸せとか、ビジネスをやっている時に目指してるマイルストーンってあるじゃないですか。

 これが手に入れられないだけじゃなくて、小学生でも分かるような「約束を守ること」が出来ないのが辛いんです。

 だから、僕たちは絶対に稼がなきゃいけません。稼ぐためには本気でガリガリやんなきゃいけないわけです。

稼げない時にチェックする売上を構成する5つの要素


 さて、冒頭の質問を思い出しましょう。

  『稼げない!稼げません。何をやっても稼げません。どうしたらいいでしょうか?』

 さすがにこれだけじゃ具体的なことは言えませんが、やっぱり売れてない状況って、どこかのバランスが崩れてるわけです。

 そんな時は、次の5つの要素にズレが無いか、きちんと確認してもらえたらと思います。
  • 1(商品):『売る商品間違えてませんか?』
  • 2(場所):『売る場所、間違えてませんか?』
  • 3(価格):『売る価格を間違えていませんか?』
  • 4(タイミング):『売るタイミングを間違えていませんか?』
  • 5(売り方):『売り方を間違えていませんか?』
 売りやすい商品を、売りやすい場所で、売りやすい価格で、売りやすいタイミングで、売りやすい方法で売る。

 これがきちんとできていれば稼げるわけで、稼げない場合はどこかのバランスが崩れてるわけですね。

 たとえば、広告の反応率もそうなんだけども、色んな要素が絡まって、微妙なバランスの上に成り立っています。

 稼げていないというのであれば、この商品・場所・価格・タイミング・売り方、どこかの要素が崩れています。

 これは、今稼いでる人であっても同じように、常にチェックしていかねばなりません。

 なぜなら、5つの要素のバランスは時代の変化によって変わります。競合環境によって変わります。社会情勢によって変わります。

 だから、僕たちは皆、常に、商品・場所・価格・タイミング・売り方が最適な状態か、チェックしてなきゃいけないんです。

起業の動機は様々でも稼ぐことがビジネスの根幹


 冒頭でも言ったとおり、やっぱり稼ぐってことができないと、僕たちビジネスオーナーの存在意義って全く無い。本当に無い。

 なりたい自分?家族の幸せ?社会貢献?はたまた億万長者になりたい?

 人によって起業の動機は違うと思うけれども、あるべき姿になりたいと思って始めてるわけです。

 その根幹を握ってるのが稼ぐという行為です。稼ぐ、稼がない、って嫌な言い方かもしれないですけれど、まずはここから始まるわけです。

 稼ぐために必要な5つの要素、商品・場所・価格・タイミング・売り方、これがズレてないか、常にチェックしてみてくださいね。


 
(執筆者:高橋 伸夫)

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