2017年8月4日 07:52

3日(木)の東京ゴムは上海高受けて上伸も、伸び悩む。

2017/08/03 21:24
 ドル=円相場は早朝に円安の流れになったが、東京市場が始まると、もち合いから小幅の円高に転じた。午後もやや円高で推移して、110円56~110円70銭のもみ合いが続いた。
 東京株式は小安く始まり、小幅の円高を受けた売りが優勢となって、前場は反落した。後場になって買い拾われて、日経平均は前日比50円安の20,029円で終えた。
 
 東京商取の金は、NY金安を受けた売りに小安く始まり、その後もドル建て現物相場の軟調からジリ安になり、前日比9~14円安で引けた。白金はNY白金高を受けた買いに高寄りして、その後もドル建て現物相場の堅調から小幅続伸して、前日比11~23円高で終えた。
 石油は、NY原油の反発を受けて高寄りした。その後も買い優勢が続き続伸したが、NY夜間取引が軟化したことで小幅反落した。ガソリンは230~360円高、灯油は50~400円高、原油は310~480円高で終えた。

 東京ゴムは上海ゴム高を受けた反発したが、買い一巡後は小口売りに反落した。

 当限8月限に活発な買い戻しが入り203.1円、前日比1.3円高へ上伸したが、買い戻しが出尽くすと、小口の手仕舞い売りにジリ安となり199.3円まで下げた。引けに買い戻されたが199.5円、前日比2.3円安で引けた。

 きょうの相場で前日比マイナスになったのは、当限の8月限のみで、9月限~1月限は前日比プラスで終えている。
 9月限は202.9円、前日比1.5円高、10月限は203.1円、同3.1円高、11月限は202.2円、同0.4円高、12月限は202.0円,同1.9円高、1月限は201.9円、同0.9円高で引けている。

 きょうの日中出来高は5,1218枚と少ないが、8月限が275枚、9月限が235枚、10月限が301枚、11月限が275枚、12月限が1,458枚、1月限が2,674枚で、8月限、9月限、10月限、11月限の期近、期中限月の出来高が増えた。期近、期中限月に売り玉を手持ちしていた投機筋が、まとめて手仕舞いしてきたのではないか…。

 なお上海ゴム相場だが、久しぶりに反発に転じたが、午前中の上げ幅を午後になって消しているので、必ずしも強い相場とみることができない。引けにかけての売られ具合いからすると、明日の相場が安いのではないかと懸念が強まる。
 
 このところ、出来高が減少傾向で推移しているが、毎年、夏場のゴム相場は投機人気が離散する傾向で、相場値動きも低調となるケースが多い。今年も例外でないようだ。低調な売買のなか、狭い範囲の逆張り相場が続くと見ておきたい。
【オスマン】