2017年8月8日 08:23

7日(月)の東京ゴムは期中、期先が210円台回復へ続伸も…。

2017/08/07 12:17
 ドル=円相場は、8時過ぎに110円84銭まで円安になったが、その後は円高に転じた。110円60~70銭の、もち合いで推移している。
 東京株式は、急伸して始まった。買いが出尽くすと反落したが、再び買いが入り上伸して、前場の日経平均は前日比125円高の20,078円で終えた。

 東京商取の金は、前週末のNY金安を受けた売りに安寄りしたが、ドル建て現物相場が下げ一服を受けた買い戻しが入り、もみ合い展開となった。正午現在は前日比13~17円安で推移。白金はNY白金高を受けて続伸したが、ドル建て現物相場安を受けた売りが出て反落。正午現在は4円安~14円高のマチマチで推移。
 石油相場は、前週末のNY原油の反発を受けた買いに高寄りした。その後、海外相場が伸び悩みとなったが、円相場が110円台後半で推移したことが支えとなり、ガソリンは310~640円高、灯油は370~490円高、原油も370~590円高で推移している。

 東京ゴムは、上海ゴム夜間取引高を受けて高寄りした。その後も続伸して期中、期先限月が210円台を回復した。きょうの上海ゴムが、高寄りのあと反落したことから売りが出て反落して、もち合いで推移している。

 前週末の上海ゴム夜間取引、中心限月の1月限は15,830元高値まで上伸して、15,795元、前日比245元高で終えていた。

 この動きを受けて東京ゴムは、小口の買いを集めて小高く寄り付き、直後にまとまった買いが入り一段高となった。その後も買い優勢の相場が続きジリ高で推移していたが、きょうの上海ゴム相場が『続伸して寄り付いた』と伝えられ、東京ゴムは、さらに買い物を集めて、期先限月が210円台に乗せる続伸となった。

 この動きを受けて期近、期中限月には売り建て玉の買い戻しが入り急伸して、10月限が210.0円、11月限が210.1円と210円台を回復した。なお12月限は211.1円、1月限が212.6円まで上伸した。
 しかし、これらの高値を付けたあとは手仕舞い売りが出たし、上海ゴムが反落したため売り優勢となり、高値から2円前後の反落になった。

 きょうの相場も、上海ゴム相場の動向に一喜一憂されている。国内的、ゴム産地の状況には、目先的な手掛かり要因になるもの見当たらず、上海ゴムの動向に追随するのは仕方のないところと言えよう。

 先限日足チャートは、7月26日の218.7円から、8月2日の200.3円まで18.4円の下げになった。4日に208.4円、きょうは212.6円まで戻した。きょうの212.6円は200.3円から12.3幅の戻りになり、先の下げ18.4円に対する67%の戻りになる。
 フィボナッチの0.618を超える戻りとなったことで、目先は戻り警戒が出る可能性が強い。
 しかし『全値戻り』に繋がる可能性が出てきたので、売るのは戻りのテンポが鈍くなるのを待ってからにしたい。
【オスマン】