2017年8月14日 09:41

10日(木)の東京ゴムは、戻り高値を試したあと反落。

2017/08/10 23:03
ドル=円相場は、朝方が110円10銭前後で推移したが、13時15分に109円90銭を付けた。その後、夕方まで110円を挟んだもち合いで推移した。
 東京株式は、小高く寄り付いたあと続伸したが、その後、手仕舞い売りが優勢となって反落に転じた。後場は売り優勢となったあと、買い戻しが入って戻したが、日経平均は前日比8円安の19,729円で終えた。

 東京商取の金は、NY金高を受けて高寄りした。その後、ドル建て現物相場が上昇したのを受けて続伸した。各限は前日比45円前後高で引けた。白金はNY白金高を受けて堅調に始まり、円高一服とドル建て現物相場の上げ一服から、もみ合いとなった。その後、円高を受けて反落して、前日比3円安~2円高で引けた。

 石油相場は、NY原油など海外原油相場が小高くなったが、円相場が110円台を割り込む円高になったことで反発が殺がれた。それでもガソリン、灯油は400円前後高となり、原油は360~590円高になった。

 東京ゴムは、戻り高値を試す動きをみせたが、その後急落して前日比マイナスになって引けた。

 寄り付きは高安マチマチで始まったが、その後小口買いにジリ高に転じた。先限の1月限が216.5円を付けて、直近の戻り高値を更新する動きとなったが、出来高が薄く、買いが出尽くすのも早く、その後は小口売りが優勢となってジリ安で推移した。
 正午を過ぎたころに、「上海ゴムが下げ出した」と伝わったことで、一気に売り人気が高まり、各限がもち合っていた値頃から3~4円前後の急落相場になった。

 明日からの三連休を控えていることもあり、目先筋の手仕舞い売りも加わったことが下げ幅を拡大したようだ。
 しかし、急落を受けた買い戻しも入るようになり、小戻しを入れる展開となり、引けにかけてはデイトレーダーの買い戻しも加わり反発した。各限は前日比0.9~2.5円安で引けている。
 
 三連休控えと、来週前半のお盆を控えていたことで、きょうの相場は少し荒っぽい展開となったが、出来高は4,885枚と薄かった。うち先限の1月限が4,058枚を占めており、デイトレーダーが活躍した格好。取組高は18,856枚で、前日の19,142枚から286枚減少した。

 8月相場に入ってからの先限高値を振り返ると、1日が207.0円、2日が205.3円、3日が204.0円、4日が208.4円、7日が213.1円、8日が215.3円、9日が216.3円、10日が216.5円と、4日以降5日連続して高値を切り上げてきた。『強い相場』と受け止められるか。

 安値のほうは1日が202.3円、2日が200.3円、3日が200.5円、4日が201.6円、7日が205.6円、8日が208.4円、9日が210.1円、10日が212.2円で、安値のほうも切り上がっている。

 これだけを見ると『強い相場』と見られるが、7月26日につけた218.7円を更新するか注目した。
 更新できなければ、『戻りW天井』を打つことになる可能性もある。
【オスマン】