2017年8月17日 08:01

16日(水)の東京ゴムは、薄商いながらも買い先行で続伸。

2017/08/16 12:07
 ドル=円相場は、110円台半ばから、円安の流れになっている。10時過ぎに110円77銭を付けて、昨夜に付けた110円84銭を試す展開になっている。
 東京株式は小動きで推移。小口の買いに対して、手仕舞い売りが出て小動きで推移。前場の日経平均は前日比3円高の19,756円で終えた。

 東京商取の金は、前日のNY金が続落したが、円安を受けた買いが入り堅調に推移。正午現在は10円前後高。白金もNY白金が続落したが、その後の現物相場が下げ渋ったことと、円安を受けた買いに正午現在は20円前後高で推移。
 石油は、海外原油相場が下げ渋ったことと、小幅円安になっていることから小口の買いが優勢となって、ガソリンは前日比100円前後高、灯油は100円超高。原油は期近がもち合ったが、期先が200円前後高で推移している。

 東京ゴムは小幅安で始まったが、すぐに買いが入り反発。上海ゴムの小幅高を受けた買いも入り、期先限月主導で小幅続伸。

 寄り付きは手掛かり材料難と、旧盆期間ということから活発な売買が控えられて、閑散・もち合い商状で始まった。直後に手仕舞い売りが出て1円超ほど下げる場面になったが、その場面で押し目買いが入り反発して、10時を過ぎると『上海ゴムが堅調に推移している』と伝わり、小口の買いに上げ足を強める場面になった。

 ただ出来高が薄く、僅かの売りで下げて、僅かの買いで上げるという相場になっており、偏った売買になれば、その方向に値だけが大きく動く相場となる可能性が強い。同時に、デイトレーダーのまとまった売り買いが入れば、値だけが大きく動くことになる可能性もあるので、値動きに連れての売買は慎重にしていきたい。

 上海ゴム相場は、前日夜間取引より小安く始まったが、すぐに買い直されて上値を試す展開になっている。しかし、中心限月の1月限は16,500~16.800元が戻りの抵抗ラインになっており、この水準を抜くまで過大評価できない。
 むしろ、16,500元前後の水準が、目先の戻りの傘になっているので、この水準を上抜きできなければ、戻り天井を打った相場になるとみておきたい。

 東京ゴムは215~220円が、当面の戻り天井圏と見られるので、この周辺への反発場面は、売り有利と見て軽く売っておくのがよいと思っている。
【オスマン】