2017年5月17日 09:12

管理職は部下を叱れる人

「債権回収流ビジネスコーチ」ヒューマンパワー・リサーチ代表の森 真一です。

管理職のマネジメント研修でお話ししているメッセージをお伝えします。

これは、私の著書「管理職に贈る100のメッセージ」から引用しているものです。

あなたは、部下を叱れますか?

最近の管理職は、部下を叱れない人が多いという話しを耳にします。

「パワハラの問題」とか「若い社員」があまりに打たれ弱く、へこんでしまうので叱れないということもあるのでしょう。

けれども、叱るのも管理職として大事な仕事です。

問題は叱り方だと思います。

私は、部下が大きなミスをした場合には本人も反省していますから厳しく叱りません。

そのかわり単純な不注意や何度も同じ過ちをした場合には厳しく叱ります。

叱る場所は、人前ではなく個室を使います。

「〇〇さんらしくないミスだね」とか、人格を尊重した言い方をします。

また、なぜこんなミスをしたのかを追及する過去形の質問ではなく、これからどうしたら同じようなミスを発生させないと思うかを問う未来形の質問をします。

過去形の質問に対しては、どうしても言いわけをするだけです。

言いわけを聴いていても仕方ありませんね。

ただし、ミスの原因を分析することを忘れてはいけません。

さあ、今日から部下を叱れる人になりましょう。