iDeCoセミナーとは?


個人型の確定拠出年金(iDeCo)とは、自分で積み立てたお金を運用して老後の資金を育てる仕組みのことをいいます。
iDeCoの毎年の積立金は、所得控除の対象になるため、所得税や住民税の負担が軽減できて節税効果が見込めたり、運用中の利益は非課税の対象になる等、さまざまな魅力がある金融商品です。
そのため、老後資金の蓄えとしてiDeCoの積み立てを始める人が増えてきています。しかし、積み立てを始める前には、iDeCoの特徴(メリットやデメリット)を把握しておかなければいけません。
iDeCoセミナーは、iDeCoの特徴や注意点など分かりやすく解説してくれるため、老後の備えを蓄えたいと計画を立てている方から絶大な人気を誇っています。

iDeCoセミナー

iDeCoセミナーで学べる事


iDeCoセミナーに参加をすれば、次のような知識を身に付けることができます。

1.ライフプランニングの計画の重要性


バブルが崩壊して不景気時代に突入後、就職難や賃金低下が続いて、生活が安定しないと悩んでいる方もいると思いますが、今後は、このような不安定な時代の変化に適応できる力が求められていきます。
時代の変化に適応するためには、30年先・40年先まで見据えたシミュレーションを行うことが大切となります。iDeCoセミナーに参加をすることによって、将来に向けて貯蓄を行っていくことの大切さを学ぶことができます。

2.生命保険や金融商品の見直し


iDeCoは、掛け金を全額所得控除にできるため、節税効果が最も高い金融商品といわれています。掛け金を全額所得控除した場合、課税所得額が少なくなるため、支払うべき所得税と住民税も軽減されます。
iDeCo以外に老後の備えができる金融商品としては、生命保険がありますが、生命保険控除は上限が決まっており、iDeCoのように掛け金を全額控除することはできません。そのため、税軽減効果を比較するのであれば、iDeCoは節税効果が最も高い金融商品となります。
iDeCoセミナーに参加をすれば、他の金融商品と比較してどれぐらいの節税効果が見込めるのか具体的に学ぶことができるため、保険や金融商品の見直し機会が得られます。

3.iDeCo(確定拠出年金)の基礎知識


iDeCoは、老後資金を貯めるためのお得な制度と認知されていますが、メリットもあれば、デメリットもあります。たとえば、iDeCoを契約後は解約することができないため、60歳になるまで引き出すことはできません。また、iDeCo専用口座の開設が必要になり、維持には手数料がかかります。
このようなiDeCoに関する基礎知識を把握しないまま契約をしてしまうと、必要なときにお金が降ろせないため危険です。そのため、iDeCoを契約する前には、必ずiDeCoに関する基礎知識を身に付けておきましょう。

4.iDeCo(確定拠出年金)の選び方


さまざまな金融機関がiDeCoの金融商品を販売しています。金融機関によって異なりますが、iDeCoの商品数は10~30種類ほどあります。また、元本確保商品と投資信託商品があるため、どの金融商品を購入すれば良いのだろうと悩んでしまう方も多いです。
しかし、iDeCoセミナーを受講すれば、どの商品を選べば良いか判断力が養われ、講師の方にも個別に相談ができます。そのため、自分に見合うiDeCoを選べるようになります。

iDeCoセミナーの選び方


さまざまなiDeCoセミナーがあるため、どこに参加をして良いか悩んでしまうこともあるでしょう。そのような場合は、次の基準を参照にして選んでみてください。

セミナーの主催者で選ぶ


iDeCoセミナーの主催者は、「独立系FP」「銀行・証券会社」「保険代理店」の3種類に主に分けることができます。それぞれの特徴を把握した上でセミナーを選ぶことが大切です。

・独立系FP
独立系FPが主催するセミナーは、特定のiDeCoの金融商品だけではなく、さまざまな商品を網羅した講座となるため、3種類のセミナーの中でiDeCoのことを詳しく学べる可能性が高いです。
しかし、セミナー後のiDeCoの販売は実施していないため、翌日以降に金融機関や保険代理店で契約することになります。
また、講師陣によってセミナーの質が変わるため、独立系FPが主催するセミナーを受講する場合は、講師の経歴や実績を必ず確認してみてください。

・銀行や証券会社
銀行や証券会社が主催しているiDeCoセミナーは、各金融機関が販売しているiDeCoの販売が目的となります。そのため、デメリットよりもメリットの強調に重きが置かれて説明されることが多いです。
このようなセミナーは、その金融商品に強い関心が芽生えた際に、受講の申し込みをしましょう。その金融商品について深い知識を身につけることができます。

・保険代理店
保険代理店も金融商品の販売を目的として、セミナーを主催します。しかし、さまざまな金融商品を取り扱っているため、iDeCoと他の商品(生命保険など)をジックリと検討することができます。
また、保険代理店は第三者的な立場となり、どのように老後資金を準備していけば良いか、役立つ金融商品を案内してくれるはずです。そのため、老後資金のために具体的な施策を打ちたいと考えている方におすすめです。

受講者の多さや実績で選ぶ


将来を見据えたマネー計画を立てたい方は、信頼における主催者のセミナーに参加をしましょう。信頼できる主催者かどうかは、受講者の人数や主催回数などの実績で確認することができます。多くの受講生が受けているiDeCoセミナーであれば、これからiDeCoを始める前に必要な基礎知識をムダなく教えてもらえるはずです。

開催場所や時間で選ぶ


iDeCoセミナーを選ぶ場合は、開催場所や時間にも注目して選んでみてください。iDeCoは契約後に掛け金や運用方法を決めていかなければいけません。
また、契約内容を変更したくなることもあるでしょう。そのため、自宅や職場から通いやすい場所で開催されているセミナーで、主催会社も近くにあるかを確認してみてください。そうすることで、いつでも気軽にiDeCoについて相談できる環境を手に入れることができるでしょう。

勧誘はしないと約束しているものを選ぶ


iDeCoセミナーの受講者の中には、他の金融商品と比較検討したいとお考えの方もいるでしょう。このような場合は、セミナー後に勧誘やセールスはしないと約束しているセミナーを選んでみてください。勧誘がないと事前に把握しておけば、安心して金融商品を比較検討することができるでしょう。

無料個別相談があるものを選ぶ


セミナー開催後に希望者に対して無料個別相談会が行われることもあります。このような個別相談会では、セミナー講師にコンサルティングの依頼ができるのです。
時間制で有料となるケースが多いですが「老後資金をどのように貯めていけば良いのか?」「毎月、どれぐらいの掛け金を積み立てていけば良いのか?」という質問にプロが回答してくれます。そのため、現在、老後資金の備えに対して不安を感じている方は、無料個別相談があるセミナーに参加をしてみてください。

無料で参加できるものを選ぶ


iDeCoセミナーは基本的に無料です。基本的な内容を押さえておけば、後は商品を選ぶだけとなるため、投資のように情報収集を継続的に行う必要はありません。そのため、無料で主催しているセミナーに参加して話を聞けば、安心して誰でもiDeCoを始めることができるでしょう。