最初は必ず失敗する…それでもあなたが果敢に広告に取り組むべき3つの理由

 中小企業のビジネスオーナーは、とかく広告を打つことを嫌がります。その理由は「お金がかかるのにだいたい失敗する」というものです。確かに資源の限られた中で広告を打つことは、最初のうちリスクを伴います。しかし、ビジネスを飛躍的な成長軌道に乗せている企業がしっかり広告を運用しているのも事実です。私達が果敢に広告に取り組むべき3つの理由をご紹介します。

中小企業のビジネスオーナーは広告がお嫌い


 短期間でビジネスを立ち上げて、成長軌道に乗せている人の共通点、それは広告をしっかりと運用していることです。

 ところが多くの中小企業オーナーは広告を嫌います。

 広告が嫌われている一番の原因は、「お金がかかるから」これに尽きます。

 ビジネスを始める時は誰もが雀の涙ほどの資金で始めますし、ビジネスが軌道に乗り始めても中小企業の資本力は弱いですから、結果が保証されていないことに対してお金を使いたくない、と考えるのは確かに当たり前の話です。

 特に、立ち上げ時期に何が一番怖いかというと、預金通帳の残高が減っていくことです。その恐怖たるや大変なもの。

 こんな事情もあって広告は中小企業のオーナーに疎んじられる傾向があります。

最初は失敗する…それでも果敢に広告に取り組むべき3つの理由


 事実、広告というのは最初の2〜3回、上手く行っても1回目は必ず失敗します。

 だから、ますます広告嫌いに拍車がかかり、やる気がなくなる人が多いのも頷けます。

 でも、この記事をみていただいているあなたは、広告に果敢に取り組むべきです。その理由は3つあります。

1)嫌な仕事を営業マンの代わりにやってくれる


 新しいお客様を連れてくる方法は2つあります。1つ目は営業マンを使う、2つ目は広告を打つという方法です。

 でも、大抵の営業マンは興味のある人に説明するのは得意ですが、新しいお客様を掴まえてくることが苦手です。

 対して、広告は黙々と新しいお客様を掴まえるべく、何の文句も言わずにはたらいてくれます。

 営業マンに100回ピンポンを押させるのか?それとも自分にとって最適な媒体で100人の人にリーチするのか?

 どちらの手段が効率的に新規顧客を連れてくるかは一目瞭然です。

2)売上をコントロールできるようになる


 2つ目の理由は、売上をコントロールできるようになることです。

 広告を継続的に運用するようになると、入り口、つまり見込み客の数が計算できるようになります。

 「この広告を打ったら、見込み客が〜くらい集まるから、来月の売上は〜くらいになりそうだ」という売上のコントロールが可能になります。

 新規客を増やしながら、見込み客のライフタイムバリューをあげていくことで、広告の収益に対するコストもどんどん小さくなっていきます。

3)幾らでも増殖できる


 広告を打つべき3つ目の理由は、幾らでも増殖できることにあります。

 ヒットしたチラシ、ヒットしたPPC広告は、幾らでも増殖することが可能です。

 たとえば、ヒットしたチラシは幾らでも増殖できます。チラシの配布枚数、配布回数を増やせば良いからです。

 ヒットしたPPC広告は、幾らでも他の媒体に転用することが可能です。

 あなたの会社に幾ら優れた営業マンがいたとしても、彼を増殖することはできませんが、広告ならばそれが可能です。

SNSも良いツールだが売り込むことには不向き


 いかがでしょう?

 ヒットする広告を見つけるのは、まるでビンゴゲームのようなものです。ビンゴを見つけるまではまぁまぁ大変です。

 フェイスブックやツイッターを始めとするSNSも確かに強力なツールですが、これらが得意なのは「共感」や「ファン作り」といったアプローチです。

 SNSは「売り込むこと」には不向きのツールです。フェイスブックで友達が売り込んできたら嫌ですよね?

 でも、チラシやPPCなどの広告は、売り込むことができるツールです。24時間文句も言わずに、あなたのために商品やサービスを売り込んでくれます。

 営業マンと違って、ダメだったら首を切るのも簡単。やらない手は無いと思いますよ。ぜひ、広告に取り組んでみてください。


 
(執筆者:高橋 伸夫)

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