「楽に客集められる広告ないスか?」本当の学びには痛みが伴う
広告は経済活動の一貫として出されるものですから、効率を求めるのは当たり前の話です。売る広告に代表的なテンプレートがあるのも本当の話です。ただし、本当に売る広告を作って、安定的に継続的に集客してビジネスを発展させたいならば、そこには痛みが伴います。マーケティングの知識はもちろん、時間とお金を投資し、継続的に広告をブラッシュアップしなければ、売れ続けることなどあり得ません。
「楽に客集められる広告ないスか?」
昨日、たった一行でこんな質問メールをいただきました。
「楽に客集められる広告ないスか?」
なかなかナメた質問ですね(笑)。
でも、結構こういう質問は多くて、実は自分もあまり嫌いではないです。
嫌いではないと同時に、“ある意味”正しいことだと思います。
多分、この方は売れる広告の「型」、テンプレートを僕に差し出せと言っているのでしょう。
なるべく早く、なるべく楽にお客様を集めて儲けたい、必ず売れるテンプレートが欲しい、というのは、万人が求める本音ですよね。
しかも、広告は経済活動の一貫として出されるものですから、効率を求めるのは当たり前の話です。
というのも、僕は広告業界に多い、クリエイティブとかオリジナリティを高々と謳うタイプの人が苦手です。
はっきり言うと大嫌い(笑)。
なぜかって、オリジナリティがあって売れない広告よりも、テンプレート化されたガンガン売る広告のほうが、みんなを幸せにするから。
だから、この「楽に客集められる広告ないスか?」という質問はある面で正しいです。
売る広告にはテンプレートがある。ただ…
ただし、本当に売る広告を作って、安定的に継続的に集客してビジネスを発展させたいならば、そこには痛みを伴うことを忘れてはなりません。
補助輪無しの自転車に乗り始めた時のことを思い出してください。
僕たちは何度も何度もバランスを崩しながら、時にはコケて、やっと補助輪無しの自転車に乗れるようになったはずです。
良い学びには痛みが伴い、これを避けては売る広告は作れません。
テンプレートは本当に有効です。ガンガン使ってください。そして、ガンガン稼いでください。
ちなみに、僕が無料で配布しているテンプレートは、以下リンクからダウンロードできます!
参考リンク:本当は教えたくなかった!確実に成果が上がる集客チラシ7つのツボ
そして、テンプレートを使う時には「なぜこのテンプレートを使うのか?」「なぜこのテンプレートは反応が取れるのか?」「なぜこのテンプレートで反応が取りにくくなったのか?」ということを常に考える必要があります。
なぜなら、テンプレートは様々な複数条件を満たした上で、見込み客の反応を得ています。
ちょっとした条件の変化で、今のテンプレートが使えなくなることなんてザラです。
テンプレート頼みだと広告ジプシーになってしまう
テンプレート頼みで広告を作っていると、自分で狙って、考えて、広告を作ることができないので、売れなくなった途端にジ・エンド。
打つ手無しで、広告ジプシーになってしまいます。
茶道、武道、芸術の世界には、「守破離」という言葉がありますけれど、一芸を自分のものとするには、型を知ったうえで、更に自分がそれを応用して実践に移す必要があります。
広告も同じです。
テンプレートがどのような条件のときに、どんなふうに人を動かすのか?を知るためには、マーケティングやコピーライティングの知識が必要です。
時間やお金の投資も必要になります。
理解したうえで、狙って自分のビジネスに最適化させる、応用する、といった活動を行わねば、あなたの広告がお客様を動かすことはありません。
ぜひ、広告を作る際は、ちょっと思い出してみてくださいね。
(執筆者:高橋 伸夫)