一般企業で在宅勤務が進まないワケ〜この現状を活かすと稼げます!

 政府の指針により、リモートワークやテレワークが推奨され、マイクロソフトをはじめとした企業もこれを世に広めようとしています。しかし、なかなかリモートワークやテレワークは一般企業に広まりません。なぜなのでしょうか?理由を説明しながら、この状況を逆手に取ったビジネスチャンスをキミアキ先生が教えてくれます。

リモートワークやテレワークの普及率10%⇒無いよね?!


 今日は、「在宅勤務が進まないから、これってビジネスチャンスだよね〜。」という話をします。

 たしかに、リモートワーク、テレワークを進めて行こうよ!というのは政府の指針にもありますし、どこの企業体も「やろう!」とは一応言っているんです。

 でも、普及率は10%…どころか、これ10%未満っていうのも盛りすぎで、ほとんどの会社が「やっていない。」っていうのが事実なんじゃないでしょうか。

 どこの会社も「やんなきゃいけないんだけれど、やれないよなぁ」と。これ、実はとてもカンタンな理由なんです。

 在宅勤務を取り入れるには、今のやり方をガラッと変えなきゃいけないですよね。

 ところが、会社とか組織の「今までのやり方を変える」っていうのは、ほぼほぼ不可能なんですよ。

 ですから、新しい会社を作って、最初からリモートワークとかテレワークみたいな、在宅勤務の人達だけでやっていくような形にする方が簡単なんです。

リモートワーク、テレワークが浸透しないワケ


 私共も時として優秀な方を失うことがありまして、だいたい以下3つの原因、いずれかです。

 育児・引っ越し・介護。

 この3つのせいで優秀な人材を失っています。

 この理由で失った時に、もし在宅で勤務が可能であったら、今の業務量はさばけないにしても、半分くらいの量はさばいてもらうことはできたのにな…って。

 では、どうしてリモートワークとかテレワークの在宅勤務をやらなかったかっていうと、それは今までのやり方を変えなきゃいけないからです。

 「変えなきゃいけない」っていうことは、結局どういうことかというと、これまでオフィスで働いていた人は、「在宅勤務ってズルですよね」って、こんなふうになるんです。

 会社とか組織は嫉妬の世界で、仲間に子供ができたらどうなるかって…

  「子供ができたら在宅勤務やっていいの?それオカシクない?それズルでしょ。私たちはちゃんとフルタイムで働いているのに!オフィスに来て働いているのに!」

 こうなっちゃう人が必ずいるので、今までのやり方を変える方が難しいんですよ。

リモートワークやテレワークが浸透しないのを逆手に取れ!


 逆に言えば、この現状ってチャンスなんですね。

 というのも、新しくリモートワークとかテレワークの在宅勤務が当たり前な会社を作っちゃえば良いんです。

 だって、全員が在宅勤務できるなら「ズル」じゃなくなりますよね。全員ならズルにならない(笑)。

 そうすると簡単に仕事が取れる。

 なぜなら、そこには、育児・引っ越し・介護で普通に働けなくなった、優秀なママさんたちを一気に獲得できるかもしれない!という可能性があるからです。

 ママさんたちでも、優秀な人材を一気に100人単位で抱えることができるとなったら、やれることの幅が広がるじゃないですか。

 最初のうちは経理事務の請け負いから始めて、それからウェブの管理とかもやって〜とか、色々とやっていくと、どんどん仕事が増えていきます。

 向こう(クライアント)から、「あれもやってくんないかな?」「これもやってくれない?」って必ず依頼があるわけですよ。

 それを優秀なママさんたちだったら、「じゃあこうやって組み立ててやっていきましょうか。」って結構できちゃうんですね。

 というのも、我々も事務系なんですけれど、事務っていうのは、まず「事務に向いているかどうか」が大きいんです。

 運動神経なんかと同じなんですよ。

 ”事務神経” じゃないけれど、事務に向いている人には、我々が教えれば本当に凄く良い仕事ができるわけですね。

 ですから、”向いている人” を集めちゃえば良いんですね。

雇い方を工夫すれば雇い主も雇われる側もウィン・ウィン


 あとは雇い方ですね。

 どうしても扶養の範囲でいたい方には、アルバイト・パートさんのようにやってくださいって言われます。

 「扶養の範囲でお願いします」という人は大体年間100万円くらいです。

 あとは資格を登録しているような、税理士さんとか社労士さんなんかは外注扱いでやってくださいとか言われます。
 
 外注扱いの方はもう少し上で稼げるんだったら、どこまでも稼ぎたいっていう感じの人が多いですね(笑)。

 これはご希望に合わせちゃえば良いだけです。

 ザックリ、みんな平等に考える時に、粗利益の50%をコミットメントして、細かい計算を毎月やるのではなくて、細かい計算は半年に1回にして…要するに差額調整みたいなことをやれば、事務手続きもとても簡単なんですよ。

 仕事振る方もね。

 ですから、そこまで簡単にしておけば、普通にコミットメントを粗利益の50%あげますよ!と決めちゃうと、稼げる人はメチャメチャ稼げるようになります。

やり方によってはフルタイムより稼げることも


 これくらい払えるよって言えるのにはからくりがあって、結局、経費がほとんどかからないんですよ。

 まず、オフィスの費用がかからないからです。単純に家賃だけの話じゃありません。

 人って置いておくだけで、なんやかんやお金がかかるじゃないですか。特に夏と冬は空調代だけですっごくお金かかるでしょ(笑)。

 オフィスに来る人がどんどん増えれば、什器への投資も必要になるし、細かい雑費なんか含めると結構なお金が出ていきます。

 通勤交通費や、なんやかんやも本当バカにならない。お金かかってるんです。

 でも、そういうことを従業員さん本人は意識もしないし、知らないわけです。

 従業員さんが悪いんじゃなくて、オフィスで働いてもらうと自動的にそうなってしまうんです。

 でも、そういうのも、リモートワークとかテレワークなら不要ですからね。

 それから、社会保険制度についても、ほとんどが自分たちで入っていたり、あるいは旦那さんの扶養に入っていたりするので。

 要するに、社会保障の会社負担分もなければ、難しい計算も無くて、「粗利益の50%渡すから働いてくれ〜!」って感じで、やれば良いだけなんですよ。

 ですから、会社を運営する方としても非常にやりやすいわけです。

 じゃあ、「稼げる人」っていうのはどういう人かというと、仕事を正確に早くどんどんさばいていける人なんです。

 「手が早い」ってやつですね。

 我々みたいな事務職だったら、お客様との密なコミュニケーションをどれだけ取ったかによってミスが減ります。

 ミスがすごく減っていくので、お客様のコミュニケーションがとれるし、なおかつ自分は事務職に向いているっていう人だったら本当に稼げます!

 こんな具合に、フルタイムで働きに行くよりも全然稼げるような商売が世の中にはあるんですよ。

 ところが、なぜそういう事ができないかと言うと、そもそも在宅勤務、リモートワークとかテレワークなんかは、「ズルなんだ」って、そういう考え方の人たちが上にしっかりいるわけですよ。

 そういう人たちが許さないわけですね。

 既存の会社は、在宅ワークの方には移って行けないんだという前提で、新しい会社を起ち上げれば結構儲かると思います。


 
(執筆者:タナカキミアキ)

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