起業・独立して成功したければ、商品にはこだわるな!◯◯にこだわれ!

 起業家の多くは、「自分が作った商品やサービスで世界を変える」と意気込みますが、実際のところ、その志は早ければ数日、平均して1年も経たないうちに折られます。なぜなら、起業家の成功を支えるのは商品以上に集客だからです。集客できない人間が会社を継続させることは不可能です。

起業して稼ぎたいなら商品にはこだわるな


 はい、こんにちは。島倉です。

 今回は、『起業して本当に稼ぎたい、成功したいなら、商品にはこだわるな』というお話をしたいと思います。

 これを聞いた時に「え?」っていうふうに思うかもしれません。

 なぜなら、例えば私も起業塾とか創業セミナーみたいので、よく講師をやる事があるんですけれども、そういったところで教えてる中身はほとんど逆です。

 「どういう商品を売るのか?」「どうやって商品作りしますか?」って話ばっかりなんですよ。

 私からすると「馬鹿じゃねーか」と思うんですよね。

 だって独立・起業して成功する時、実は商品なんてそんなに重要ではないんですよ。

 以前国がお金出した創業スクールみたいなのでも講師をやってましたけど、私以外の講師は全員これをやってますよ。

 あとは人生とか税制とか、起業したあとの税金を納める話してるんですよ。いや、それで起業成功するわけないじゃんっていうふうに思いました。

集客ができていないのに商品を作っても売れやしない


 私がそういう場所に登壇する時って、そういうプログラムを無視して、あえてもっと大事な話をしています。

 独立・起業して成功するには商品なんて重要じゃないんですよ。それは何かって言うと、明らかに商品じゃないんです。

 『集客』ですよ。

 お客様をどう集めるかが、絶対に大事です。

 理由は簡単です。

 商品を用意しても、『売る相手がいなかったら売れない』じゃないですか。そこでビジネス終了なんですよ。

 ところが集客が出来ていたらなんだって売れるわけですよね。

 実際売れるかどうかわからないけれど、セールスをする事が出来るじゃないですか。目の前にお客がいるんだから。

 だから『集客しないと話も始まらない』んですよ。商品から入っていく人は絶対に会社潰します。

 私もコンサル経験長いですけども、皆失敗してる人は、起業して商品作りにひたすらこだわるわけ。

 起業する時に商品1回確定するんだけども、お客さんの声が入ってきますよね。そうすると「ここが駄目」「あそこが駄目」っていうのが見えてくる。

 そこからまた商品開発に乗り出すんですよ。一回商品引き払って売らないんですね。

 だから、それで1年とか2年、ずーっと貯金取り崩しながら、商品開発するんですよ。

 じゃあ、いざまた新たな商品出すじゃないですか。そうするとやっぱり売れないですね。

 だから商品に時間をかけても起業・独立して成功するっていう事は、ほぼほぼないんです。皆失敗してます。

最初はアフィリエイトや代理店で全く問題なし


 じゃあ、成功する人ってどんな人?って言ったら、簡単ですよ。集客に力を入れた人だけが成功します。

 「じゃぁ商品はどうするの?」っていったら、答えはこれです。

 『売れているものを売る』。これが正解ですよ。極めてシンプルで明快じゃないですか。

 『売れているものを売るのが良い』に決まってるんですよ。

 なんで、売れるかどうかわからない物の開発やセールスに、一生懸命時間とお金をかけるのか意味がわかりません。

 起業したてなんだから、既に売れているものをササッと売ったほうが早いですよね。サクッとお金を作ろうぜって話です。

 自分で商品やサービスを開発しなくたって、他社が出してるものを売ればいいわけですね。

 アフィリエイトでも良いし、代理店でも良いです。このビジネスでサクッと始めるのが1番成功しやすいです。

 商品を紹介して、報酬をもらう。仲介手数料をもらう。販売手数料をもらうっていうのが1番いいです。

 最初はそこからで全然だいじょうぶなんですから。

 だって、商品は大手さんが完璧にプロのデザイナーとかバーケターを雇って、販売戦略まで全部考えてくれているわけじゃないですか。

 完璧なセールスレター・パンフレット・チラシ、作っているわけで、それを活用出来るわけですよ。

 ここまで用意できているんだから、一生懸命やれば、後は勝つに決まってるんです。

 これで失敗する人は、そもそもビジネスでは絶対に成功しないですよ。

 どうしても、アフィリエイトに先入観があったり、代理店なんて怪しいよねって思ってる人は、「じゃあ勝手に売れるか売れないかわからないけれど、リスク取ってやってください」という話です。

起業家が最初に着手すべきは1に集客、2に集金


 結局、ビジネスは成功しなければ意味ないです。

 いいですよ、どんなに何かきれいな言葉で飾り立てて、「いや、自分は本当に世の中に役立つ商品を作りたい」と言っても。

 いいでしょう、それは。

 「でもそれが売れるかどうかはわかんないですよ」というのが1つと、あとは『役立つ』っていうのは『最終的に売れたものが役立つっていう評価』になりますからね。

 売れないものは役立つ以前に誰も知らないわけですから、役立ってるかどうかもわかんないわけですよ。だからそこを勘違いしたいけないところです。

 独立・起業する、つまり起業家になった時に経営者の仕事っていうのは商品作りじゃなくて、マーケッター。

 マーケッターとしてお客を集めて、お金を稼ぐこと、お金を集めることです。

 堀江貴文さんが以前言ってた、『ホリエモンの四原則」ってご存知の方かもしれませんけれど、これ凄く良いのでもう一度思い返してみましょう。
  • 小資本で始める
  • 在庫がない(少ない)
  • 粗利が高い
  • 毎月定期収入が入る
 これで集客できれば、会社はやっていけるんです。

 これから起業しようと思っているんだけれど、順番履き違えていたなと思ったら、ぜひもう一度思い返してみてくださいね。


 
(執筆者:島倉大輔)

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