2017年9月8日 10:08

7日(木)の東京ゴムは高値のあと急落、もち合って引ける。

2017/09/07 22:01
 ドル=円相場は、9時15分に108円88銭を付けて、直後に小幅円安に転じたが、その後、夕方にかけて円高となり109円台を割り込んだ。
 東京株式は買い優勢で小高く始まり、暫らくもち合ったが、その後、売り優勢に変化して上げ幅を削った。後場も急落となり結局、日経平均は前日比39円高の19,396円と反発したが、きょうの安値に近い水準で引けた。

 東京商取の金はNY金が下落したが、円安とドル建て現物相場の堅調に支えられて前日比2円前後高で引けた。白金はNY白金の小安を受けて下げたが、小口買いに下げ幅を縮小して、前日比1~7円安で引けた。
 石油相場は、前日の海外原油の続伸と、前日に比べ円安に転じたことに支援されて、直近の戻り高値を更新した。その後、上げ幅を縮小したが、ガソリン、灯油、原油ともにが400円前後高で引けた。

 東京ゴムは、高安マチマチで寄り付いたあと上伸したが、上海ゴムが急落したのに連動して急落。その後は、もち合いで推移して、引けにかけて小戻して終えた。

 玉の出具合い次第の高安マチマチで寄り付いたが、すぐに買い気が盛り返し上伸した。10月限が230.3円、11月限が229.7円、12月原画230.3円、1月限が232.4円、2月限が234.3円の高値を付けた。

 しかし高値示現のあとは買いが窄み、もち合い相場になった。10時半頃から上海ゴムの急落を受けて売り優勢の相場に変化して、11時過ぎからガタガタと崩れ足になり、10月限が226.0円、11月限が225.0円、12月限が226.0円、1月限が227.3円、2月限が229.1円の安値まで下げた。

 その後、上海ゴムの急落が止まったことと、東京ゴムは買い戻しが入ったことから下げ止まり、反発する相場となった。そして、午後の相場は低調な売買のなか小動きで推移して、引けにかけて買い戻しが入り小戻して引ける相場となった。

 きょうの相場を振り返えると、前日に付けた高値(先限で234.7円)に挑戦する相場になったが、高値を更新することができずに、反落して引けている。
 この動きからは『上値の重さが感じられるが、230円台を割り込む反落から反発して230円台で引けているので、改めて高値挑戦の期待を残している』という感じがするところである。

 きょうの上海ゴム相場は、前日夜間取引の17,600元前後の高値水準から、17、7,370元台の安値を付けて、17,500元前後で引けている。昨日に17,840元の新高値を付けたあとだけに、高値警戒から反落したと見られなくもないが、きのうの日足線が『十字線』(高値で出れば目先天井線になりやすい)だっただけに、きょうの陰線引けは強い線とは見えない。8日の相場で反発しなければ、目先の高値を出し切った相場になる可能性を秘めている。

 東京ゴムも、きょうの日足線が『十字線』に近い『高値、安値を引いた小幅の陰線』となり、あした以降の相場に対しては『反落』を想定しなければいけないか。
【オスマン】