2017年9月15日 08:25

14日(木)の東京ゴムは、引けにかけ手仕舞い売りに反落。

2017/09/14 19:42
 ドル=円相場は、日中を通じて110円40~70銭間の、狭い範囲の往来で推移した。10時30分の110円73銭が安値で、15時30分の110円38銭が高値になった。
 東京株式の前場は、売り買いが交錯して高安マチマチになったが、後場に売り優勢の取引になり、日経平均は前日比58円安の19,807円で終えた。

 東京商取の金は前日のNY金安と、ドル建て現物相場の下落を受けて反落したが、その後のドル建て現物相場が下げ渋りを受けて買い戻され、前日比15円前後安で引けた。白金はNY白金安と、ドル建て現物相場の軟調で売られたが、円安が下支えた。その後、ドル建て現物相場の軟調を受けて、4~15円安で引けた。

 石油相場は前日のNY原油の大幅高と、その後の海外原油相場の堅調を受けて続騰して始まった。その後も110円台半ばの円安を受けた買いが入り、堅調に推移してガソリン、灯油、原油が600~700円超高になった。原油は期中以降の4限月、ガソリン、灯油は全限月が一代高値を更新した。

 東京ゴムは、安寄りのあと反発したが、買いが途絶えて反落し、引け直前に手仕舞い売りが出て急落した。

 前日夜間取引が、手仕舞い売り優勢から小幅安になったが、きょうの寄り付きも小口の手仕舞い売り優勢から小安く始まった。しかし、売り物が出尽くしたあとは、買い直しが入り反発に転じた。
 先限の2月限は前日夜間取引比0.6円安(前日比2.0円安)の229.0円で寄り付き、その後ジリジリと戻して11時前に230.8円と230円台を回復した。だが、この反発が一杯となって、その後はジリジリと下げる相場になった。

 きのうの上海ゴム夜間取引が前日比190元安の16,630元で終えていたし、きょうは小幅高で始まったあと小幅続伸したが、前日比プラス圏に達することができず、逆に引けにかけて急落する相場になった。
 11日に16,320元の安値を付けていたが、きょうは16,390元まで下げており、直近安値に接近したことで、いよいよ悪い展開になってきた。
 数日前には、『17,000元台へ上伸する』との強気の見方も出ていたが、逆に『16,000元台を割り込む可能性も出てきた』と懸念される。

 東京ゴムは22,000枚台に取組高を増やしてきたが、伸び悩み相場が続いたり、反落する相場になれば、増えた取組が上値の傘になる可能性がある。チョットした急落が、買い付き玉の投げを誘うことも予想される。
 目先の相場は、下値不安が強まる可能性がある。
【オスマン】