2017年11月15日 12:42

14日(火)の東京ゴムは、戻り高値を試したあとジリ安になる。

2017/11/14 21:59
 ドル=円相場は早朝から日中、そして夕方まで113円50銭台後半から、113円70銭台前半の狭い範囲のもち合いで推移した。
 東京株式は、売買が交錯して高安マチマチになった。売りが出尽くしたあと前引けにかけて反発したが、戻りが鈍く売り直された。後場も戻り売りが優勢の取引になって、日経平均は前日比0.98円安の22,380.01円で終えた。

 東京商取の金は、NY金高と円安を受けて買い優勢で始まったが、その後、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて反落、前日比変わらず~5円高で終えた。白金はNY白金高と円安を受けて小高くなったが、その後、ドル建て現物相場安を受けて反落、前日比4円安~6円高のマチマチになった。

 石油相場は、前日のNYなど海外原油が軟調となり、この日の時間外取引も軟調に推移したことで、小口売りが優勢となった。ガソリンは80~170円安、灯油は120円安~200円高のマチマチ、原油は140~270円安になった。

 東京ゴムは、堅調に始まったあと高値を試したが、買いが出尽くしたところへ上海ゴムがジリ安で推移したため、売り優勢となり、引けにかけて続落した。

 寄り付きは前日夜間取引の堅調を継続して小高く始まり、その後も小口買いが優勢の取引が続き、ジリ高相場で推移した。昨日に200円台を回復していた3月限、4月限に続き2月限も200円台を回復、一気に水準を切り上げるかの展開になった。
 しかし、きょうは意外と買い物が出尽くすのが早く、9時半ごろには上値が閊(つか)えた展開となり、戻りを待っていた手仕舞い売りが出る相場になった。

 そして10時を回ると上海ゴム相場が、軟調に寄り付いたニュースが伝わり、嫌気売りを呼び込んで、下げ足を強める相場になった。10時半過ぎごろに一旦、下げ渋る場面になったが、上海ゴムが下げ続けたのを受けて売り直され、昼前にかけて下げ足を強めた。
 午後になって上海ゴムが下げ渋りになったが、東京ゴムは朝方に買い付いた筋の手仕舞い売りがポツポツ出たし、引けにかけてはデイトレーダーの手仕舞い売りも出てガタンと下げて、結局、各限は朝の上伸幅を削ってしまった。

 東京ゴム先限は205.5円まで反発したが、この高値のあと201.7円へ急落して202.0円、前日比0.1円高で引けている。日中取引の出来高は2,519枚と薄く、僅かの売り買いで小反乱した相場だった。

 上海ゴムは低調な相場になって、14,100元前後の引けになったが、ここ暫らくの日足チャートからすると、『上放れてよし』の型になっている。13日につけた14.255元は直近高値だが、いつ上放れるか注目したい。9月29日からの底練り相場から、いつ上放れても良い線である。

 東京ゴムの先限日足チャートは、反発過程で長い上カゲを残した小幅陽線。長い上カゲを引いた線は、目先の高値を出し切った型に見える。明日の相場で205.5円を上抜くことができなければ、早くも戻り一杯した相場になってしまうが…。
 今~来週の相場は、急伸する可能性が強く持てそうな感じだが…。
【オスマン】