2017年11月20日 09:28

17日(金)の東京ゴムは、整理売り優勢で先限190円台割れ。

2017/11/17 21:49
 ドル=円相場は一時、113円10銭台へ円安に振れたが、正午前に112円40銭前後の高値を付けた。その後は112円40~60銭のもち合いで推移。
 東京株式は一時、日経平均が前日比406円高まで上昇したが、前引けには往って来いの急落になった。後場も戻り売り優勢になり前日比45円高の22,396円で終えた。

 東京商取の金は、NY金高とドル建て現物相場の堅調を受けて小高くなったが、その後は円高を受けて反落、前日比3円安~1円高のマチマチで引けた。白金はNY白金高と、ドル建て現物相場高を受けて上伸したが、円高を受けて反落。その後、もみ合いで推移して3円安~6円高で引けた。

 石油相場は、海外原油安と小幅の円高が売り材料となって急落。その後も売り優勢の相場が続き、きょうの安値に近い値で引けた。ガソリンは前日比700円超安となり、灯油は700円前後安、原油も700円前後安で引けた。

 東京ゴムは買い戻しで反発したが、その後、整理売りが優勢となって続落。先限は6月26日の188.5円以来の安値を付けた。

 16日の夜間取引で、突っ込み警戒が高まったのと、売り玉の買い戻しが入り急反発していたが、一夜が明けると再び売り優勢になって、安寄りした。直後は買い戻しが入り小幅反発したが、買い戻しが一巡出尽すとジリ安となった。

 そこへ今日の上海ゴム相場が低調に寄り付き、その後、続落する展開になったのを受けて売りが嵩み、下げ足を強めた。その後、上海ゴムは急反発したが、反発が長く続かず午後は売り優勢となったことで、東京ゴムも売り優勢が続き、引け直前に急落する展開になった。
 東京ゴムも上海ゴムも、一時的に反発する展開になったが、買いが続かず結局、前日比マイナスで終える相場になった。
 
 東京ゴムは昨日(16日)に191.1円の安値を付けたが、今日は189.6円と6月26日以来の安値を付けたが、この190円台割れがキッカケとなって180円台を崩れていくのか…?。

 リズム的には『底割れした』と見なければいけないかも知れないが、15日に大暴落して16日は短い陰線、そして17日は長い上カゲと下カゲを引いた小幅陰線を引くチャートになっているが、まさか『鮎の友釣り』を示す線にはならないだろう。季節的に見ても「鮎の友釣りの時期」はとっくに終わっている。

 それよりも、東京ゴム日足チャートとRSI(相対力指数)が逆行減少になり、久し振りの『買いシグナル』が提示されていることを重視したい。
 今日の引け値の190.3円は、10月31日の192.8円に対する『ダメ底』になる可能性がある。狼狽した売りは、出さないようにしたい。
【オスマン】