今日は仕事で何気なく使っている言葉が
生産性を阻害する要因になっているお話を
します。

例えば「コミュニケーション」という言葉。

例えばお客様の苦情処理がこじれて問題が
大きくなり上司が対応しなければいけない状況
になったとき。

上司は問題を大きくした部下に対し
「お客様とコミュニケーションは
とっていたの？」
と、聞きます。

部下は
「はい、しっかりとコミュニケーションは
とっていました。でも先方が理解してくれ
なかったんです。」

上司
「それは、コミュニケーション取れてなかった
ということじゃない？」

部下
「いえ、とれてました。コミュニケーションは。
先方の理解が無かったのです。」

上司
「いや、それが取れてないって言うんだよ！
（怒）」

部下
「はい・・・。」（何怒ってんだ？）

なんて、やりとりを経験された方もいらっしゃ
るのではないでしょうか。

優しい上司は、ここでコミュニケーションの
定義づけを教えてあげるんでしょうが、
「それくらい常識だろ！？」
と言ってそのままにされる場合も多いでしょう。

そうすると、永遠に「コミュニケーション」
についてこの上司と部下が理解し合うことは
ありません。

これは組織の生産性を大きく下げる要因です。

特にカタカナは多いですね。

「リーダーシップ」
「エンパワーメント」
「マネジメント」
「オペレーション」
「ビジョン」
「ミッション」
「メンター」
「コーチング」
「スーパーバイジング」

まだまだあるでしょう。

このような言葉は、仕事上要求されることが
多々あります。

けれど前述のような齟齬・誤解があると
そもそも求める成果に違いが発生しますよね。

そして、感情的なロスが生じる・・・。

人は、自分の価値観でしか物事をとらえません。

その前提を忘れていると、損失が発生します。

言葉を発する自分自身も、自分の価値観を通し
て言葉を発するので、二重に言葉にフィルター
がかかっている状態になるのです。

コーチングの技術では、このフィルターが
かかっていない状態にすることで、相手の考え
をコーチが正確に理解します。

コーチは常に相手の言葉の「正確な」
理解者でなければいけないのです。

一般的にはわかっているだろうと思っている
言葉ほど、意味づけを双方で確認したほうが
いいですね。

それだけで、チームの生産性は驚くほど
あがることでしょう。


リーダーシップ実践講座の中では、
「リーダーシップ」
「コミュニケーション」
の本質的な意味について、誰にでも説得できる
内容でお伝えしています！

8月30日(水)13:30～
8月30日(水)18:30～
開催します。