本講演では、リスクを扱うための予測モデリングを、実務家、特にアクチュアリーの視点から紹介します。
予測モデリングは「精確な予測を生み出す数理的なツールやモデルを作り上げていくプロセス」として定義することができ、その思想自体はそれほど新しいものではありませんが、ビッグデータの時代になって、その重要度は急速に増しています。
現に、保険や年金のリスク管理の専門家であるアクチュアリーたちはいま、予測モデリングの基本を習得することが国際標準として求められています。 そこで、その際に求められる予測モデリングの「基本」とは何かについて、概要を紹介します。
このセミナーで学べること
本講演ではリスクという観点にも着目します。 ここでいうリスクとは「不確定」かつ「避けたい」もののことであり、保険会社その他の金融機関が直接に専門的に扱っているものが典型です。 こうしたリスクを扱う実務家にとっては、不確定の度合いの高いデータに対して単純性を保ったまま高い予測精度が発揮できるモデルが必要です。 ところが、現時点で広く紹介されている予測モデリングの手法は、パターン認識の課題(不確定の度合いは高くない)にはうまく対処できるというものがほとんどです。 実のところ、リスクを扱う実務家が満足できるようなモデルは現時点では十分整備されておらず、まだまだ基本的なモデルから開発していく必要があります。
本講演では、講演者が開発に携わっているAGLMという新手法を簡単に紹介します。
【カリキュラム】
1. アクチュアリーとは何か
2. 予測モデリングとは何か
3. 予測モデリングの手順の全体像
4. EDAで近年使われるようになった道具の例
5. リスクを扱う予測モデリングに利用しやすいモデル
6. モデル選択の方法
7. AGLMの紹介
※Rを使った実習は行いません。
※カリキュラム内容は一部変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
【テキスト(当日配布資料)】
・『入門 Rによる予測モデリング――機械学習を用いたリスク管理のために』(東京図書、2019年)
セミナー詳細
主催者情報 | シグマベイスキャピタル株式会社 |
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講師名 | 岩沢 宏和(いわさわ・ひろかず) |
参加費 | 29,480 円 (税込) |
定員 | 25 名 |
カテゴリー | ビジネスセミナー/資格セミナー/リスクマネジメントセミナー |
タグ | 予測モデリング / アクチュアリー / AGLM |
参加対象 | 予測モデリングを使ったリスク管理に興味のある方、アクチュアリーでリスク管理の業務に携わる方、AGLMについて知りたい方 |
日時 | 2020年2月14日(金)13:30〜16:30 |
会場 | シグマベイスキャピタル株式会社 教室 東京都中央区新川 1-3-10 旭ビルディング 5階 |
備考 | 【アクセス】 東京メトロ 東西線・日比谷線「茅場町」駅 3番出口徒歩3分、1番出口徒歩5分 【割引料金のご案内】 ・弊社の「アクチュアリー試験対策講座」「統計検定®対策講座」を受講された方は、定価の1割引で受講できます。 ・同一法人から2名以上同時にお申込み頂いた場合、1名あたりの受講料が1割引となります。 【ご注意事項】 ・定員になり次第、受け付けを終了いたします。 ・お申込みが定員を大幅に上回る場合、会場を弊社近隣の貸会議室等に変更させていただきます。 ・お申込み状況により、中止または延期になる可能性があります。開講前にその旨をご連絡します。中止の場合、受講料をお支払い済みの方にはご返金いたします。 ・お支払方法「銀行振込」でお申し込みの方:開催が確定次第、受講料の請求書をメールでお送り致しますので、開講日までに全納してください。法人でお支払日に規程がある場合は、お支払予定日をお知らせください。 ・開催が確定次第、その旨をメールにてご連絡いたします。 ・開講日の1週間前頃、「受講案内」をお送りします。「受講案内」発送後のキャンセルはお受けしかねます。 |
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