末吉 恒一郎氏(医療法人おもと会 大浜第二病院 リハビリテーション科統括科長)

どのような視点でケアやリハビリを行っていくのか

医療法人おもと会所属の理学療法士

沖縄県出身。平成11年に理学療法士の免許取得後、大浜第一病院の急性期に入職。その後、同法人の大浜第二病院の回復期病棟に異動となり、平成27年より現職。急性期、回復期での現場・臨床経験、在宅(訪問リハ)~通所リハ、通所介護などでのマネジメント経験は豊富。医療から介護へのシームレスな連携のため、地域ケア会議などにも積極的に携わっている。

【所属】
・沖縄ボバース研究会世話人
・沖縄県理学療法士協会理事
・日本理学療法士協会代議員
【著書や執筆・寄稿など】
・歩行機能の改善に向けた姿勢制御と身体図式の再構築(ボバースジャーナル第38巻第1号 2015)
・歩行のみかた~中枢神経~(理学療法沖縄 2014)
・重度障害者への活動分析アプローチ 大腿骨頸部骨折 脳梗塞発症後に大腿骨転子部骨折を呈した症例へのアプローチ(青梅社 2013)

- 強み -
これまでの臨床経験の中で「中枢神経系」を専門としてきました。また急性期から回復期、生活期を支える在宅(訪問リハ)~通所リハ、通所介護とマネジメンをト経験しています。地域ケア会議などにも積極的に参加させていただき、医療・介護連携について勉強しているところです。

- 臨床現場実践で気を付けていること -
患者様、利用者様のニーズに応えること、潜在能力を引き出すことを常に頭に入れて治療実践しています。また、最近は管理業務が増え、臨床機会が減ってはいますが、部下や後輩の臨床指導を入りながら、臨床スキルのブラッシュアップを図っています。また、臨床現場で質の高いtherapyを提供するためには、普段セラピスト同士で実技演習やディスカッションする事が重要ですので、職場や研究会にて互いに研鑚しております。

- リハビリテーションにおける活動分析の際に工夫していること -
対象者(患者様、利用者様)のニーズを傾聴し、可能な限り、ニーズに沿った活動からトライするようにしています。例えば、まだ重介助の方でも「歩きたい」というニーズが聞かれたら、徒手誘導や補装具を使用しながら実践します。その中で課題となる構成要素が見えてきたり、対象者も身近な短期目標に気づけるようになると考えています。

- 今セミナーのポイント -
「できるADL」と「しているADL」の差を縮めるために、対象者の個別性に焦点をあて、運動分析や課題分析をクリアに行うプロセスを学ぶ点が、本セミナーのポイントです。

- メッセージ -
医療分野では、急性期のみならず回復期においてもFIMアウトカム評価の導入を境に在院日数が大幅に短縮しています。そのため、回復期退院後の介護保険へシームレスに連携していき、通所や訪問での継続介入の重要性が益々高まっていると思います。今回は、ご利用者の自立支援に向けて、どのような視点でケアや訓練を行っていくのかを分かり易くお伝えし、明日からの臨床現場に活かせるセミナーにしたいと考えていますので、よろしくお願い致します。