水尾 順一

企業のコンプライアンス、内部通報制度、CSRなど様々な経験知見を持つ講師!

企業では、コンプライアンス、内部通報制度、コーポレート・ガバナンス、CSRなどを経験し、大学へ移籍後は経営倫理論、マーケティング(ブランド)論などを専門分野とし、「理論と実践」を踏まえた学者として著名で、大学退官後はこれらを生かし現職を務めておられます。

資生堂在職時の1997年に日本企業としては(外資系企業は除き)、初めての企業倫理の立ち上げに関与し、その責任者として浸透・定着活動を推進されました。また2008年には、経済産業省の「グローバル企業と経済協力に関する研究会」の座長にも就任し、日本でBOPビジネスの立ち上げに注力したことから、BOPビジネス研究の先駆者ともいわれ、現在はその時の経験も踏まえ、SDGsに関する造詣も深い著名な方です。

このように、ビジネスに関する様々な知見をお持ちの水尾氏ですが、昨今は、消費者庁の公益通報者保護法に関する研究会で委員・座長等を務められ、内部通報制度の普及・啓発に精力的に取り組んでおられます。

1970年、神戸商科大学(現・兵庫県立大学)商経学部卒業。
資生堂に入社、コーポレート・デザイン室課長、経営企画部課長、ビューティーサイエンス研究所課長、企業倫理委員会事務局リーダ等を歴任。
1999年に資生堂を退職後、駿河台大学経済学部助教授に就任、翌年教授に昇格後、大学院経済学研究科(現・大学院総合政策研究科)教授、経済研究所長等を務める。
この間、1997年から学習院大学非常勤講師、翌年から専修大学兼任講師、のちに専修大学より博士(経営学)も取得。
また、2001年~2006年立教大学大学院兼任講師、2006年~2008年東京工業大学大学院特任教授、2008年~2009年早稲田大学企業倫理研究所客員研究員、2010年ロンドン大学客員研究員、2011年(一社)経営倫理実践研究センター上席研究員(現・首席研究員)、2013年~2017年まで東洋大学兼任講師などを経験。
2018年駿河台大学退官後は、MIZUO コンプライアンス&ガバナンス研究所代表に就任、駿河台大学名誉教授の称号も授与、その後2019年10月一般社団法人 日本コンプライアンス&ガバナンス研究所代表理事・会長に就任、現在に至っている。

一方、民間企業でも2004年から西武鉄道株式会社(現・株式会社西武ホールディングス)の企業倫理委員会社外委員、2015年~2018年まで株式会社アデランス社外取締役(現・顧問)を務め、2018年には株式会社ダイセル社外監査役に就任、現在に至る。