雇われないロックな生き方をしたいなら勉強をする少数派になれ!

 日本人のサラリーマンの殆どの人は、ビジネスに対する自己投資、つまりは勉強をしません。単純な作業ができるようになっただけなのに、仕事ができると思い込んでますが、勉強をしていないので、いつも難しいことから逃げます。一方、雇われない生き方を選んだ人達は、ピンチの場面を経て、生き残るために勉強し、ロックな生き方を楽しめるようになっていきます。

正社員神話の逆を行く雇われないロックな生き方


 今日は、「人の下で働かないロックンロールな生き方」というテーマでお話ししたいと思います。

 我々のお客様である中小零細企業の社長さんも、もともとは普通に働いて月給を貰っていたサラリーマンだった方がほとんどなわけですよ。

 サラリーマンだったのに、人の下で働かないロックな生き方を選べたのはなぜかな〜?っていうと、やはり独立開業する時は、”正社員神話”の逆を行くわけですからね。

 だって、正社員って実際のところ凄く国に守られていて、会社がある程度大きければ理不尽な形でクビになることって、まずないんですよ。

 ですから、その正社員神話の逆を行く「勇気と行動力」があって初めて、自分の城を持てたっていうことなんですね。

 これだけ言うと、会社を飛び出した人がとんでもなく悪い事をしているような感じなんですけれど、そもそもこの”正社員神話”の中で、うちのお客様で言うと…本当の超一流企業出身の方は実際のところは少ないです。

 やはり、「今もらっている給料を捨てても良いや」って、そう思うくらい待遇が悪い会社から独立した社長さんが圧倒的に多いんですよ。

 逆に言うと、”正社員神話を信じていなかった”くらいの規模の会社にいたので独立開業できた、捨てるものも捨てやすかったという人が多いです。

人の下で働きたくなかったら勉強するしかない


 あとは、これ皆さん絶対に信じないと思うんですけれど、人の下で働かないで一国一城の主になって、ロックンロールな生き方をしたい!って思ったら、まずは「勉強をすること」が非常に大事です。

 勉強することですよ〜。絶対信じないでしょう(笑)。

 「勉強したってさ〜…そんなロックンロールな生き方なんてできるわけないじゃん」ってネ。なかなか疑う方が多いと思いますね。

 それから、「目標を立てる」こと。これも非常に大事です。

 そして、ちゃんと「実行に移す」こと。要するに行動力の話です。

 以前、『行動するバカ』っていうお話をしたことがありますけれど、行動するバカは最初に実行しちゃうんですね(笑)。

 参考リンク:行動するバカは未来の稼げるバカ〜最初は考える前に行動⇒失敗で全く問題無し

 まずはやってみる!っていうね。やってみて失敗したら、「チョット待てよ…!こら勉強せなアカンな!」と気づいて勉強するようになると、今度は目標を立てることを覚えます。

 そういう形で、スタートはどこであれ、結局はこの3つをグルグル回して行くことになります。

 ところが、この話を多くの皆さんは信じません。どうして勉強が大事なのかって。面倒くさいって。

 どうして大人になって勉強しなきゃいけないの?って。ここが盲点なんですね。

ぬるま湯に浸かって勉強しなくなった日本人


 私は自分の子どもたちに言うんです。というのも今、うちの上の子は中学2年生、下の子は小学6年生です。

 彼らが大人になる頃に、もし東京で働くとしたら、日本人の多くは、韓国人や中国人やベトナム人のボスの下で働くことになると思います。

 というのも、私は東京都の中野区に住んでいるんですが、中国、韓国、ベトナムの方がとにかく多いんですよ。

 も〜う今、彼ら外国人の勢いってハンパじゃないんですよ。

 そして、もう一つ。彼らは本当によく勉強します!!寝る間も惜しんで働きながらガッツリ勉強しているんですよ。

 今就いている職業は大抵がコンビニのバイトとかなんですけれど、もう10年経ったらガラッと変わりますよ。

 あの人達がオーナーとかになっていって、どんどん日本人を雇うようになっていくだろうと。

 それくらい勢いが全然違うし、勉強量がハンパない。実際に起業して日本企業を飲み始めている社長も生まれています。

 ぬるま湯に浸かって、勉強をしなくなったサラリーマン社会の日本人が、彼らに勝てるわけないんですよ。今のままじゃ。

 特に大人が勉強していません。

 日本人の大人で仕事が終わったあとに、何かの学校に通っている人とか、ビジネスの勉強をしている人なんてほとんどいない。

 これは統計結果にもハッキリ出ていて、サラリーマンの人たちの”勉強しない”ぶりでは、日本がぶっちぎりの先進国1位です。

 一旦大人になって、それから学校に入りなおしたりとか、高等教育の学校に行く人が20人に1人いるかいないかなんですよ。

 そのくらいどっぷりと会社に浸かっているんです。

 確かに大企業で技術系だったら会社内でたくさん研修をやってくれますよ。

 そういう会社にいるんだったら、外で勉強しなくて良いのかもしれませんけれど、中小零細企業に限っては殆どそういうチャンスが無いんです。

作業ができるようになっただけ。勉強しないで給料泥棒になるおっさん達


 中小零細企業には、そうやって、ず〜〜っと勉強しないまま、なんとな〜く作業ができるようになった、という人が多くて、そのままドンドン歳をとっていくわけですね。

 それでも本人達は「仕事がデキる!」って本気で思っているんですよ。それくらい皆オメデたいんですね。

 そして、勤めていた人達がおっさんになって、自分達の同僚を見てみると…力を発揮している同僚は何割いますか?って話なんです。

 パァ〜っと社内を見渡してみてね、自分の同期の連中で力を発揮しているのは…「3割くらいじゃねえの??」っていう意見が、半数以上なんですよ。

 つまり、7割…7割以上の人は力を発揮できていない。

 「そんな職場に俺は居るんだよな〜…あれ…ナンデかなぁ。」って、のんきですよね〜(笑)。

 しかも!そういうおっさん達って人件費が高いんですよ!人件費が高いにも関わらず、同期の7割以上の人は自分の力を発揮できていない。

 つまり「給料泥棒」なんですよ。

 「それ、チョットさ〜、あんたらも、もうそろそろ決裁権あるんだからさ〜…自分達でなんとかするようにできんのか!バカ過ぎる!」って感じの人が本当に多い。

 だから、そういう給料泥棒おっさんを変えようと思った社長さんが、研修会社に研修を頼むとどうなると思います?

 鬼軍曹みたいな教官が出てきて、おっさんに向かってツバ飛ばしながら、「いいか、今日からお前はリチャードだ。過去を捨てろ!スズキ!お前はリチャードだっ!!」って(笑)。

 そんな研修をしなきゃいけないくらい、おっさん達は変わらないんです。

 変われれば良い方で、大体研修終わった後は、変われない・出来ない同士で集まって飲み会はじめて愚痴合戦ですよ。何をやっとるんだと…

自分で道を切り拓くには勉強する以外道は無い


 そして、会社の場合は上司が敵だったりすると、上司に嫌われたら人事の査定も悪いし給料も上がらない。

 ところが商売人としてロックンロールで生きていくにはですね、別に敵なんて幾らいたって良いんです(笑)。

 問題は味方の数と質。これでほぼ決まります。

 その味方…良い人達と付き合うにはどうすれば良いのかっていうと、1番手っ取り早いのは徹底して勉強することです。徹底して。

 というのも、世の中の大人ってホンットに勉強しないんです。メチャクチャ勉強しないです。

 ですから、儲かってない中小零細企業の社長さん方に会う時、私はいつも聞きます。

 従業員さんの中で、「お客様のために月1冊で良いから読みましょう」という提案をした時に、その通りやってくれる従業員ってどのくらいいると思いますか?って。

 そしたらね、「うーーーん、ウチだったら100人の中に1人くらいいれば良いんじゃないかな…」って。

 これが普通なんですよ。本当に100分の1くらいの確率でしか、そういう従業員には当たらないっていうのが現実です。

 「そんな勉強なんてするわけないじゃんっ。それも仕事のことで!!」って。

 月にたった本の1冊も読まないんですよ?!

 中小零細企業の現実は本当にこんなものだし、大企業でも、まぁそれよりはチョット良いくらいですよ。

 大企業でも100人中…まぁ4、5人くらいかな〜ってとこです。それくらい大人は勉強しないんです。

 まず勉強するということで、ある程度の地位についている人達とお付き合いをすることができます。

 これを知っておいてください。

 とにかく、土辺の底辺から這い上がるのに1番安上がりなのは、ガムシャラに勉強することなんです。

 それをやるだけで自分の道が切り開けるくらい、日本の大人は勉強しない。というお話でした。


 
(執筆者:タナカキミアキ)

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