五感の中で、影響力が大きいのは匂いです。

脳の使う領域でも、嗅覚が使用する範囲は大きいです。
その理由は、匂いは一つ一つ違うということ。
味覚にはある程度の種類があります。
触覚などは、触る触らないが基本となります。
その中で、嗅覚は種類が多いために脳の使用範囲を使うと言われています。

種類が多いだけに、アンカーもダブることがないから影響力が強いのかも。

アンカーとは、文字通り船の碇のように、固定するものと言う意味です。
過去の記憶との結びつきを作ったりするのがアンカーです。
このアンカーを作り作業をアンカーリングと言います。
そして、その中で影響が大きいと言われているのが嗅覚です。
匂いのアンカーは強力だと言われています。

すれ違った人の匂いが、昔の恋人と同じ香水だった時に

記憶は、その恋愛の気分を思い出させます。
勿論、物事には両面が存在するので、「好き」と言う感情を引っ張るか
「嫌い」と言う感情を引っ張るかは自由です。
また恋愛をしたと思っていると「好き」と言う感情を
今はまだしたくないとか、その恋人との別れが強烈で
会いたくないと思っていたりすると「嫌い」と言う感情を引っ張ります。

もう一つ重要なのは、無意識に届けるというもの

意識に届ける匂いは、あまり影響を及ぼしません。
突然、すれ違いざまに無意識に届くのが影響力が大きいです。
何となく香と言うのが感覚的には良い匂いの使い方です。

***　この記事を書いた人　***
竹井　勝之（たけい　かつゆき）

2010年ごろからNLPを学び始め、現在NLPトレーナーアソシエイトの
資格を有しています。
脳科学や睡眠学、行動分析学などを融合して
私自身のNLPを構築しています