第4回次世代戦略研究会 「市場とは？お金とは何か？」２　～近代市場の成立と金貸し支配～

前回から、今後の社会を生き抜く上で直面する課題として、市場経済の根本構造の解明に取り組み始めました。
今回はその続きとして、近代市場の成立構造を追求します。

産業革命を期に開かれた近代市場は、人々に自由競争の可能性を与えたと言われていますが、200年を経過した現在、
その仕組みは膨大な国家の借金としてのしかかっています。つまり、「自由競争」や「市場拡大」といった概念は、全て幻想に過ぎなかったという事を示しています。この事実が物語っている事を正確に捉えないと、次の時代を創りだす事は出来ません。

実はこのテーマは、後数年後には訪れるであろう「五輪不況」にどう立ち向かうか？という事にも繋がっています。

国債発行とバブル化（信用捏造）という人口輸血装置のみが頼みの綱である現在の市場経済。その最終局面と適応方針の見極めは、決して簡単な事ではありません。しかし、だからこそ目を背けずに出来る限りの知識と照らし合わせながら、現在の市場を超える仕組みを創出して行く必要があると考えています。

次世代戦略研究会は、まさに人智の共有を可能にする場。新しい答えを出す為に、新しい概念を学び、吸収し、認識の組み換え可能性を高めていく。集合知の可能性を切り拓くために、多くの方にご参加頂けることを期待しています！