2017年8月2日 08:01

1日(火)の東京ゴムは、反発のあと引けにかけて下げる。

2017/08/01 21:18
 ドル=円相場は、午前中に円高を試したが110円台割れが回避され、午後は小幅の円安で推移した。安値は10時15分の110円42銭で、高値は11時15分の110円006銭、狭い範囲の展開だった。
 東京株式は安寄りしたが、すぐに買いが優勢となって反発に転じた。前場、後場の相場ともに、小口の買いが優勢で推移した。日経平均は前日比60円高の19,985円で引けた。

 東京商取の金は、NY金が伸び悩んだことと、円高から売り優勢となってジり安になった。前日比2~9円安で引けた。白金はNY白金高を受けて買いが先行したが、円高が圧迫要因になって売られた。前日比1円安~13円高で引けた。
 石油相場は、前日の海外原油の続伸や、この日の夜間取引が堅調に推移したことから続伸したが、円高を受けた売りが出て上げ幅を削った。ガソリンは210~430円高、灯油は260~620円高、原油は220~310円高で引けた。

 東京ゴムは低調に始まったが、直後に急反発した。その後は堅調となったが、引け直前に売り優勢となって急落。前日比1.0円安~1.1円高のマチマチで引けた。

 寄り付きは、様子見人気から小口の売り買いが交錯して、高安マチマチとなった。10時前ごろまで、やや売り優勢のもち合いで推移したが、上海ゴムが急落したのを受けた売りが出て、1円前後の急落になった。
 
 しかし売りが出尽くすのが早く、上海ゴムが急落の直後に急反発に転じたのを受けて買い優勢に変わり、2円前後の反発に転じた。その後は出来高が減少したこともあり、小幅もち合いで推移した。
 上海ゴムが午後にかけて、戻り売りの展開になったため、嫌気した売りが出て、2円前後急落して引ける相場となった。

 この結果、きょうの日足チャート(先限)は寄付きが205.7円、高値が209.0円、安値が202.3円、引値が204.9円の、やや長い下値を引いた小幅陰線になった。
 202.3円は、7月19日の200.0円以来の安値になった。

 直近安値を更新したあと反発したが、この202.3円で下げ止まったとする見方ができない。むしろ変則ながら『鮎の友釣り』の方に見えるので、この日の夜間取引は『文句なしの売り場』になった感が強い。2日の相場を注目したい。

 6月7日の178.8円から、16日の204.0円まで25.2円上げ。
 6月20日の181.1円から、30日の206.9円まで25.8円上げ。
 7月6日の193.5円から、26日の218.7円まで25.2円上げ。
 三波動の上げで、今回の自律反等相場が一巡しているとする見方ができるのではないか。

 夏場のゴム相場は、安いケースが多い。6月~7月の二ヶ月間、上げ相場を続けてきたが、反等相場が一巡した可能性が強いとみて、今後は戻り売りを主体にした逆張り方針で対処していくのが賢明と思う。
【オスマン