皆様こんばんは、企業参謀の長山宏です。

アドラー心理学で、最も重要な概念早期回想という手法でわかる"無意識の目標"の怖さ。

皆様はことわざで「三つ子の魂百まで」というのをお聞きになったことがあると思います。
意味は「幼少期の性格は大人になっても変わらない」という事です。
以前、文芸春秋で有名人の小学校時代の夏休みの宿題のこなし方と大人になってからの仕事のこなし方を比較していましたが、ほとんど誰もが小学校時代と仕事のこなし方が同じという結果でした。
コツコツとやる人はコツコツやるし、最後に焦ってやる人は締め切り間際までやらないのです。

あなたはどうですか？

アドラーによるとライフスタイルと定義している"無意識の目標"がそうさせるのだそうです。
これは幼少期に親や兄弟との関係で無意識に形成された逃避行動のパターンです。
何事も「決めたことを決めた通りに出来る」人は別ですが、何らかの逃避行動がある人は5歳までに形成された"無意識の目標"を無意識に繰り返すのです。

ここで恐ろしいのは、それが目標となってしまっているので、顕在意識ではおかしいと思いつつも潜在意識に引っ張られるのです。
無意識（潜在意識）の目標が95％で顕在意識の目標がたったの5％ですから、「何とかしよう」と思っても無意識(潜在意識）の95％に勝てるわけがありません。

私自身の例で言えば、
"王座転落"と言って、弟が生まれて親の愛情を弟に取られた時に、親を自分に振り向かせるために散々悪さをしました。
結果「長山君は悪い子」と言われる無意識の目標を作ってしまいましたので、気づかずに、自分が悪者になるように努力していたのです。
これは"無意識の目標"なのだと分かれば治せます。分からないうちは自ら罠を仕掛けているので治せませんが、それが分かり初期動作を変えれば治せるのです。
私はどうしたかと言うと、
アドラーに出会い無意識の目標に気づき、
自ら深く反省をして（あほくさくなって）治しました。
最近多くの方のライフスタイルを拝見していますが、特に長男長女の方は王座転落の影響があまりにも強く、多くの人が損をされています。

貴方は大丈夫ですか？
無意識に目を向けましょう！