2018年12月5日 18:51

30日(金)の東京ゴムRSS3号は、先限が160円台に乗せてきた!!

 ドル=円相場は、早朝の海外市場で113円55銭を付けたが、東京市場は113円44銭で始まり、12時に113円34銭高値を付けた。日中はもみ合って、夕方から夜間にかけて、再び円安の流れに転じた。

 東京株式(日経平均)の前場は、売り買いが交錯して前日比やや小高く推移するに留まったが、後場になって活発な買いが入り上伸した。師走相場に期待した人気。前日比88円高の22,351円で終えた。

 東京金は前日のNY金高と、円安を受けて小高く始まり、その後も堅調に推移した。ただ、上伸場面を買い上がる支援材料がなかったため伸び悩み、前日比1~5円高で引けた。

 東京白金は、前日のNY白金の急落を受けて安寄りした。その後、ドル建て現物相場安や、円安一服を受けて下げ幅を拡大して、前日比46~51円安で終えた。

 東京石油は、前日のNY原油が安値更新後に反発したのを受けて、急反発して始まった。円相場が113円台前半でもみ合うなか、月末時事情からの買い戻しが入り堅調に推移。ガソリンは500円前後高、灯油は300円安~340円高とマチマチ、原油は900円前後高で引けている。

 東京ゴムRSS3号は、11月16日以来の160円相場に。

 きょうは寄り付きから小高く始まり、その後も尻上がりに値を切り上げる展開となった。10時過ぎに159.6円と、直近の戻り高値を付けて直後は一服したが、すぐに買い優勢になり水準を切り上げた。

 12時20分に160.2円と160円台に乗せて、直後にまた一服した。そして2時間ほどもち合い相場が続いたが、引けが接近した14時35分に急動意づき14時40分に161.1円と戻り高値を更新した。

 このあと、引けにかけて手仕舞い売りや、買い戻しが入り小波乱したが、引けは日中取引の高値から0.1円下の161.0円で引けた。11月16日以来の戻り高値を付けた。

 こうした堅調相場になったのは、上海ゴム日中取引が10,920~10,950元の高い水準で堅調推移したことも支援したようだが、それよりも東京ゴムの『相場リズム』が良くなっていたからではなかろうか。

 なお上海ゴム1月限は、10,955元の高値を付けて10,915元、前日比40元高で終えている。

 東京ゴムRSS3号は、夜間取引で162.1円と、さらに戻り高値を更新した。師走相場に期待した買いが入ったようだし、160円台に乗せてきたので弱気筋が売り直しを入れている。売り買いが交錯して波乱相場になる可能性があるので、高いところの飛び付き買いは避けて、押し目買いで対処していきたい。