2018年12月6日 08:31

5日(水)の東京ゴムRSS3号は、強気買いに支えられて反発。

 ドル=円相場は、早朝の112円57銭から円安の流れが強まったが、8時30分に再び112円65銭の円高を付けた。しかし、その後は円安になり12時15分に113円03銭、16時15分に113円11銭を付けた。

 東京株式(日経平均)は、昨日のNY株式が暴落していたし、112円台への円高を受けて売り優勢で始まり、一時21,708円まで下げた。その後、売り一巡となって反発したが、後場は戻り場面の波乱展開になって、前日比116円安の21,919円で終えた。

 東京金は、前日のNY金が続伸したが、円高を受けて安寄りした。その後もドル建て現物相場安を受けて軟調になり、15円前後安で引けた。

 東京白金は、前日のNY白金安と、ドル建て現物相場安、円の小幅高を受けて売り優勢となり、前日比40円前後安で引けている。

 東京石油は、前日のNY原油は小幅高で引けたが、その後の夜間取引で下落したことで売り優勢になった。112円台後半の円高と、前日のNY株の急落と、東京株式の急落も売りを呼ぶ要因になった。ガソリンは前日比1,000円前後安、灯油は600円前後安、原油は800円前後安。

 東京ゴムRSS3号は、押し目買いが入り反発する。 

 昨日4日の上海ゴム1月限(夜間取引)は、取引序盤に11.205元まで上伸したが、その後、崩れて11.080元まで急落して11,130元、前日比5元安で終えていた。

 きょうは11,080元で始まり、直後に11,070まで下げた。安値を付けたあとはジリジリ回復して、午後の中盤に前日比プラス水準まで反発した。そして11,215元、前日比80元高で引けた。

 RSS3号相場は、前日の反落を受けた買い戻しで小幅反発に転じていたが、今朝は前日の上海ゴムが軟調だったにもかかわらず、堅調に始まり下値抵抗を感じさせる相場になっていた。

 上海ゴムが反落したニュースが伝わった時に、売り物が出て小安くなったが、売りが出尽くすのが早く、上海ゴムがジリジリと回復基調になったのを受けて押し買い人気が強まり値を切り上げた。

 その後は買いが控えられたこともあって、もち合いで推移したが、きょうの相場は戻りを売り直される場面がなく、押し目買い人気が強い相場で推移した。昨日の反落で、本格反騰は時期尚早かと思ったが、きょうの反発相場で、意外と強い相場を見せ付けられた。素直に受け止めたい。

 5日のRSS3号先限の移動平均は5日が161.6円、10日が158.1円、20日が158.1円になったが、3日と4日の相場は移動平均を大幅に超える水準へ棒上げしたため、4日の急落に繋がったと見られるので、2~3日の日柄整理を経れば、来週は再び買い優勢の相場になると思う。