2018年12月11日 18:46

7日(金)の東京ゴムRSS3号は、見送られて小動きも、小高く引けた。

 ドル=円相場は、海外市場で112円23銭の円高を付けたが、東京市場は112円69銭で始まり、徐々に円安の流れになった。14時45分に112円92銭を付けたが、113円台の円安にならなかった。

 東京株式(日経平均)は高寄りしたが、すぐに売られて前日の終値水準まで下げた。後場になって買い人気が盛り上がり、前場に下げた値幅を戻した。前日比177円高の21,678円で終えた。

 東京金は、ドル建て現物相場安を受けて安寄りして、小幅円安とドル建て現物相場が下げ止まったのを受けて戻した。午後はドル建て現物相場の堅調と、小幅円安を受けて上伸、前日比5~8円高になった。

 東京白金はNY白金安と、ドル建て現物相場の下落を受けて下げ足を強めた。午後になり円安や、ドル建て現物相場高を受けて反発したが、前日比5~16円安で引けた。

 東京石油は、前日の海外原油安を受けて安寄りした。円相場も112円台で売り材料にされた。きょうの海外原油夜間取引も軟化して、売り圧力が強まった。引けにかけて買い戻されたが、ガソリンは390~740円安、灯油は1,300円前後安、原油も1,100円前後安。

 東京ゴムRSS3号は、閑散市場のなか、買い戻しが入り小幅反発。

 寄り付きは前日夜間取引の小幅安を受けて、押し目買いと買い戻しが優勢になり堅調に始まった。しかし売買が薄く、ほとんどの売買は『解け商い(建て玉整理売買)』で占められたようで、寄り後はもち合いになった。

 前日夜間取引の上海ゴムが小安く終えていたが、きょうの寄り付きも軟調だった。これを受けてRSS3号も下げそうになった。しかし、安寄りした上海ゴムが反発に転じて、前日比プラス圏へ浮上したのを受けて上伸した。

 しかし反発相場は『つかの間の商状』に終わってしまい、僅かの売りにガタガタと下げる相場を強いられた。寄り付き直後に付けた、きょうの安値に接近する水準まで下げたが、売り物が出尽くすと下げ止まり、その後はもち合いで推移して、引けにかけて買い戻しが入り小幅反発した。

 昨日に、『7日の相場が165円前後で引けることになれば、目先の人気が一気に買いに変わる可能性がある』としたが、『164.4円で引けているので、チョット足りないけど…』と、微妙な相場で終えることになった。

 週間足では寄り付きが161.9円で、高値が168.0円、安値が159.8円で、引けが164.4円となり、長い上カゲ、短い下カゲを引いた小幅の陽線。5週移動平均(160.4円)を上抜いたが、10週移動平均(164.4円)にぶち当たって止まった。

 チョット微妙な週間足チャートになったが、もう一度来週の上伸に期待して、強気のスタンスを維持していこうと思っている。