2018年12月11日 18:47

10日(月)の東京ゴムRSS3号は、160円台割れのあと戻すも…

 ドル=円相場は112円60銭で始まり、直後に円高に転じて、11時に112円24銭まで円高になった。しかし、その後は円安に転じて、14時15分に112円49銭を付けて、その後も円安の流れが続いた。

 東京株式(日経平均)は、前週末のNY株の暴落を受けた売りに300円超安で始まった。その後は小幅反発したが、前引けにかけて売り直された。後場も軟調が続き、前日比459円安の21,219円で終えた。

 東京金は、前週末のNY金高を受けて高寄りしたが、112円台前半への円高に上値を抑えられた。午後は円高が一服したことで買い直されて、前日比16~20円高で引けた。

 東京白金は、112円台前半への円高と、ドル建て現物相場の軟調を受けて小安くなった。午後は円高が止まったことや、ドル建て現物相場の反発をを受けて買い拾われて、前日比11円安~変わらずで引けた。

 東京石油は、前週末の海外原油の急反騰を受けて急騰して始まり、その後も小幅続伸したが、きょうの海外原油が軟調になったことから売りが出て、前週末夜間取引の高値から上げ幅を削った。ガソリンは1,300円前後高、灯油は1,500円前後高、原油は1,400円前後高。

 東京ゴムRSS3号は、急落のあと反発も前日比マイナスで引ける。

 高安マチマチで寄り付いたが、112円台前半への円高と、株安を受けた連想売りが出て急落した。寄り付き値から2~4円近くの下げになり、3月限が156.6円、4月限が158.0円、5月限が159.7円と160円台を割り込む相場になった。

 しかし、一気に下げたことで突っ込み警戒が強まり、売り玉の買い戻しと、160円台を割り込んだ期先限月に対して、絶好の押し目買いチャンスと見た筋の新規買いが入って急反発に転じた。4月限と5月限が160円台を回復した。他の限月も、買い戻しが入り反発した。

 だが、買い戻しが出尽くすと買いが入らなくなって、小口の戻り売りにジリ安相場になり、この商状が引けまで続いた。結局、各限は前日比0.5~2.9円安で引けた。139.2円へ下げていた当限は140.4円へ反発したし、5月限も161.5円と160円台を回復した。

 先限が159.7円まで下げたが、3日の159.8円以来。
 先限日足チャートは1.8円幅の下カゲを引いた、やや長い陰線。ひとまず『下値を出し切った』型の線に見えるが、20日移動平均の158.8円が下値サポートになったようだ。

 なお3日は168.0円へ急上昇した日であるが、11月21日の安値151.0円から17.0円幅の反発になっていた。
 きょうの159.4円は、高値から8.6円の下げになったが、上げ幅に対する50%押しになり、押し目が完了したかもしれない。

 明日の相場が反発すれば、一気の戻り高値更新へと反発を辿る可能性が強い。明日からの相場は、押し目買い方針で対処していこうと思う。