10月15日【オンラインスキルアップセミナー】スポーツで起こるケガを予防するための第一歩

このセミナーで学べること

スポーツで起こる怪我を予防するための第一歩
オンラインスキルアップセミナー

本講座で手に入る3つのメリットとは？！
メリット１：トレーニングメニュー作成・提案に自信を持てます
・客観的なデータの裏付けがあるので、アシスタントトレーナーや学生トレーナーでも自信を持ってトレーニングメニューの提案ができるようになります
・データに基づいた怪我の発生状況や頻度を理解することができるようになり、優先順位をつけて予防の提案ができるようになります
・データ提示によって、トレーナーとしての存在価値・信頼度を高められます

メリット２：スポーツ外傷・障害調査の重要性を理解し、現場ですぐに実践できる知識・スキルが身に付きます
・受講者が所属するチームやサポートしているアスリートの実際のデータを利用する講義なので、翌日からの練習ですぐ活用いただけます
・調査をデザインするために必要な指標、定義、分類など直接指導します。また得たデータを分析する手法もこの2時間で身につけます

メリット３：外傷・障害アナリストとして、テレワークでもアスリートサポートができるようになります
・リモートワークでもチームに役立てるスキルが身に付き、仕事の幅が拡がります
・アナリストとしてチームで起こっている怪我の原因を突き止め、予防に生かせます

【具体的にこんなことを学びます】
“あなたがサポートしているチームで今週だけで3人の選手が足首捻挫をしました。「このままではいけない」と思い、チームに対して捻挫の予防を提案しようと考えました。あなたがまず最初に行うべきことは？”

Ａ．ケガの原因となった動作や状況を分析する
Ｂ．バランス訓練とテーピングを導入する
Ｃ．捻挫がどれくらい起きているか調べる
Ｄ．足首の柔軟性と筋力の測定を行う

正解は、Ｃの【捻挫がどれくらい起きているか調べる】です。

ケガの予防の手順は、
① 疫学調査（何がどのくらい起きているか）
② 原因調査（そのケガはなぜ起きているか）
③ 予防介入（予防するための取り組み）
④ 効果判定
の順で行うとされています。

疫学調査を最初に行うべき理由は、④の効果判定をするときにその問題点が解決したのか？どのくらいターゲットにしていたケガが減ったのか？を明確にするためです。「なんとなく減った」ではなく、「介入前に比べて50%減った」といったデータをチームに示すことができます。

アスリートをサポートする際は、目の前にあるケガを治す、痛みを取り除くなど【起こってしまったこと】への対応だけではなく、【起きないようにすること】が非常に重要です。
アスリートのケガを減らし、1分1秒でも長くフィールド/コートに立ち続け、パフォーマンスを発揮できるようサポートすることが現場で求められています。

あなたがサポートするチームでのケガの特徴を明確にし、効果的な予防プランをチームに提案できるよう、【調査力・分析力】を身に着けましょう。

【セミナーの構成】
第一部（60分）：様々な競技、性別、年代の疫学調査の実態や、「データのどこに着目するか？」「何を調べるか？」についてレクチャー
第二部（60分）：実際のデータセットを用いて、Excelで簡単に分析する方法を身に着けるワークショップ（難しい統計ソフトは使いません！）

【講師】
第一部
氏名：山中美和子
専門：スポーツ安全、スポーツ外傷・障害・疾病調査
経歴：大学卒業後、渡米し米国アスレティックトレーナー認定委員会公認アスレティックトレーナー (BOC-ATC) の資格を取得。2018年に帰国後、妊娠・出産・子育てと並行して早稲田大学スポーツ科学研究科博士後期課程を3年で修了。現在は株式会社ユーフォリア R&D及び早稲田大学スポーツ科学研究センターに所属して研究活動を継続している。主な研究テーマはスポーツ活動中に発生するあらゆる外傷・障害・疾病の疫学。最近は女性アスリートにおける月経周期異常にも着目している。アスレティックトレーナーとしては、2018年・2019年に早稲田大学男子バレーボール部の全日本バレーボール大学男子選手権大会優勝に貢献した。

第二部
氏名：橋場智子
専門：データ処理・分析
経歴：株式会社ユーフォリア R&D部門 データサイエンティスト。大学卒業後、外資系コンサルティング会社でデータの保守運用プロジェクトを経験した後、スポーツメーカーのセールス部門で売上データのレポーティング業務に従事。その後データ分析スキルを身につける為、データ分析受託会社に転職。画像の異常検知やECサイトのレコメンドなど機械学習を使用したデータ分析プロジェクトを経験。2021年ユーフォリアに参画しコンディション関連のデータ活用に幅広く従事している。

【日程】
2022年10月15日(土)　午後8時～10時

【参加費】
10,000