2017年11月6日 07:41

2日(木)の東京ゴムは続伸のあと、上げ幅を削って引ける。

2017/11/02 23:29
 ドル=円相場は、朝の114円10銭台から円高に転じて、10時45分に113円73銭を付けた。その後は徐々に円安が強まり、15時過ぎに113円90銭台へ円安になった。夜間取引では114円10銭台を付けた。
 東京株式は、高寄りのあと手仕舞い売りに急落して、前場はもち合いで推移した。後場も寄りあと下げる相場になったが、引けにかけて円安を受けた買いに上伸して、日経平均は前日比119円高の22,539円で終えた。

 東京商取の金は、NY金高と円安を受けて高寄りして、ドル建て現物相場の上昇を受けて小幅続伸した。その後、手仕舞い売りが出て伸び悩んだが、前日比20円前後高で引けた。白金はNY白金高と円安を受けて上伸して始まったが、その後、ドル建て現物の反落や、小幅円高を受けて売られて、13円前後高で引けた。

 石油相場は、前日のNY原油の小幅安や、その後の海外原油の軟調と、113円台への小幅円高などから売り優勢となった。ガソリンは引けにかけても下げて、前日比350~450円安で引けた。灯油は370~500円安で引けて、原油は270~490円安で引けた。

 東京ゴムは続伸したあと手仕舞い売りと、戻り売りを浴びて小幅反落した。

 1日の上海ゴム夜間取引、指標1月限は120元高の13,685元。高値は1万3705元で、安値は1万3520元と、狭い範囲の動きだった。
 東京ゴムは小高く始まったあと、戻り売りを浴びて反落したが、もう一度、買い直されて上伸した。この時、3月限が200.7円、4月限が201.1円と200円台を回復した。しかしその後は、手仕舞い売りが出てジリ安相場になった。

 上海ゴムが小動きで推移したことと、三連休を控えていることも作用して売り優勢の相場になり、ストンと下げる相場になった。期先限月が196~197円台へ反落するなど、全限が前日比マイナス相場に転落した。
 このあとは出来高が減り、もち合いで推移したが、引け直前に買い戻しが入り小反発して、12~4月限は前日比0.2~1.5円高で引けた、11月限は0.5円安で引けている。

 1日の急反発と、きょうの続伸で『底打ち』に見えるが、さてどうだろうか…。
 今週一週間の動きを振り返えると、11月30日(月)の相場は200.3円で寄り付き、高値が2001.5円、安値が195.6円で、引値が195.6円。31日は195.6円で寄り付き、高値が16.7円、安値が191.1円で引値が192.8円だった。
 11月1日は192.8円で寄り付き、高値が199.8円、安値が192.4円で引けが198.4円だった。そして2日が197.9円で寄り付き、高値が201.1円、安値が197.7円で引けが199.8円だった。

 結局、月曜日と火曜日の下げを、水曜日と木曜日で戻したことになる。
 191.1円と、6月26日の188.5円以来の安値を付けて『ダメ底』を確認した相場であると見てよいのではないか。

 上海ゴム相場も、13,000元台が頑強にサポートされて、13,800元前後を窺う展開になっている。1日に13,855元高値を付けて、10月23日の13,840元高値を上抜き、『完全上放れ相場』の可能性が強まっている。

 11月は東京→上海ゴムの、スパイラル高相場が期待して良いのではないか。
 来週も、強気堅持と思っている。
【オスマン】