2017年9月6日 11:15

5日(火)の東京ゴムは続騰のあと売りが出て、小幅高に留まる。

2017/09/05 21:47
 ドル=円相場は朝方は、110円を目指す円安で推移したが、8時45分の109円83銭で止まり、直後から円高に転じた。12時15分に109円20銭を付けて、その後は109円40銭を挟んだ、もち合いで推移した。

 東京株式は、堅調に寄り付いたあと、売り優勢に変化した。その後も売り優勢が続き一時、日経平均は前日比179円安まで下げた。後場は売り買いが交錯してもち合い、前日比122円安の19,385円で終えた。

 東京商取の金は、ドル建て現物相場の反落と、円高を受けて軟調となったが、その後のドル建て現物相場の堅調が下支えとなって、前日比15円前後安で引けた。白金はドル建て現物相場の上げ一服と、円高を受けて軟調となったが、ドル建て現物相場が反発したことが下支えとなって、前日比14~29円安で引けた。

 石油相場は、海外原油相場が小動きだったが、円高を受けた売りが優勢となって下げた。ガソリンは20~210円安となったが、灯油は70円安~80円高とマチマチ、原油も70円安~30円高のマチマチで引けている。

 東京ゴムは高安マチマチで寄り付いたあと、先限が230円台に乗せるなど続騰したが、為替相場が円高に転じたことと、上海ゴムが反落したのを受けて手仕舞い売りが嵩み急落した。その後は、小口の売り買いが交錯してもち合いで推移した。

 寄り付き直後に手仕舞い売りが出て、反落する場面もみられたが、売りが一巡するのが早く、すぐに上伸に転じた。上伸に転じたところへ、上海ゴムが前日夜間取引比続伸したことで、買い気が強まり急騰する相場になった。
 先限の2月限が231.8円と230円台に乗せて、1月限は229.7円まで続騰した。この時、9月限は223.0円、10月限は226.9円、11月限も226.9円、12月限は227.8円へ続騰して、11月限~2月限は一代高値更新となり、9月限と10月限は戻り高値更新した。

 きょうの上海ゴム相場は、前日夜間取引比で小高く始まったあと急伸して、前日の高値(17,410元)を超える高値を付けたが、その後は手仕舞い売りが出て反落して、17,300元を挟んだもち合いで推移した。やや、伸び悩んだ相場が気になるところだが、4日に上放れて未だ二日目という相場で高値を出し尽くすことはない。更なる続騰には、強力な支援材料が必要だが、売り材料もないため、高値もち合いで推移するとみてよかろう。

 東京ゴムは、チョット気になる要因が出てきた。
 それは4日に22,506枚まで膨らんだ取組高が、5日に20,165枚へ減少したことだ。上放れて二日目で取組高が減少するということは、踏みが出て目先の上昇エネルギーが衰えた感がするので、気にならないわけがない。

 しかし、上放れて二日の相場で天井を打つ可能性が薄いとみて、慎重に強気方針を継続していこうと思っている。
【オスマン】