2017年9月25日 08:27

22日(金)の東京ゴムは、先限も210円台割れのあと、買い戻される。

2017/09/22 20:47
 ドル=円相場は、朝方の112円台半ばの円安から、9時過ぎに円高に転じて、11時45分に111円65銭を付けた。その後は夕方にかけて112円台に乗せる円安に転じた。
 東京株式は堅調に寄り付いたが、週末事情からの手仕舞い売りに反落した。午後も売り優勢が続き、日経平均は前日比51円安の20,296円で終えた。

 東京商取の金は、前日のNY金安を受けて続落したあと、ドル建て現物相場の反発を受けて戻したが、円高に上値を抑えられた。午後も軟調に推移して、前日比20円前後安で引けた。白金はNY白金安を受けて下値を試したが、ドル建て現物相場が堅調を受けて下値が支えられた。その後、円高を受けて緩み、前日比7円安~変わらずノマチマチで引けた。

 石油相場は、前日の海外原油が小動きとなり、国内夜間取引で高値を更新する展開となって買い拾われた。その後、円高を受けた売りが出て、上げ幅を削る相場になった。ガソリンは110円安~90円高のマチマチとなり、灯油は20~450円高、原油は10~80円高で引けた。

 東京ゴムは、手仕舞い売りに先限が210円台を割り込むなど、低調な相場を強いられた。

 前日夜間取引の反発を受けた買いが入ったが、手仕舞い売りが出て小安く始まった。直後に買い拾われたが、きょうの上海ゴムが上げ悶えたのを受けて売り優勢の相場になった。その後、円高も嫌気されたし、週末事情を受けた整理売りも出て続落して、先限2月限が210円台を割り込んだ。
 引け直前に買い戻しが入って反発したが、各限は前日比1.5円安~0.3円高の低調な相場となった。先限2月限は208.2円安値を付けて210.5円、前日比0.3円高で引けている。
 
 きのうまでの先限は、20日の210.1円が一番安値となって、21日の210.2円が二番安値とみていた。しかし、きょう22日に208.2円と210円台を割り込んで、新たに下値をた試す相場になった。

 この210円台割れ場面で、まとまった出来高になったが、買い方の投げと、売り方の手仕舞い買いの解け売買が入ったようだが、210円台を割り込んだことで売り方の追撃売り、強気の値頃・新規買いも入ったようだ。2月限の取組高が11,889枚へ増加しており、この水準で取組高が増えれば、先行きの反発要因になる可能性がある。

 きょうの東京ゴム先限日足線は、小幅の上カゲ、下カゲを引いた小幅陽線。いわゆる『十字線』になっており、20日、21日の下げ渋りのあとの十字線だけに、目先コツント下値を叩いた線に見える。反発力が鈍く感じることが否めないが、下値抵抗を強めた相場と受け止めておきたい。
 突っ込み売り警戒が必要の場面に入ったとみておきたい。
【オスマン】