2017年10月27日 10:10

26日(木)の東京ゴムは、12~3月限が小幅高。

2017/10/26 22:28
 ドル=円相場は、前日夜間の円高を受けて113円60銭台で始まった。その後も円高が進み14時15分に113円34銭を付けた。しかし、この高値で円高が止まり円安に転じた。17時に113円80銭を付けた。
 東京株式は買い優勢になって上伸したが、買いが出尽くすと僅かの売りに反落した。後場も売り買いが交錯してもち合い、日経平均は前日比32円高の21,739円で引けた。

 東京商取の金は、NY金高を受けた買いに小高く寄り付いたが、円相場が小幅円高になったのを受けて伸び悩み、前日比6~13円高で引けた。白金はNY白金の小幅高と、ドル建て現物価格の上昇を受けて上伸したが、引け前に円高を受けて上げ幅を縮小、前日比6~16円高で引けた。

 石油は、前日の海外原油が小幅高安マチマチのなか、為替が113円台前半まで円高に振れたことに上値が抑えられた。ガソリンは50円安~90円高のマチマチとなり、灯油は60~130円安、原油は70~150円安で引けた。

 東京ゴムは低調に寄り付いたあと急落したが、その後はジリ高で推移して、期中限月が0.5~2.0円高となった。

 寄り付きは、前日の上海ゴムが小動きだったため、材料視されなかった。やや売り優勢で始まり、各限は前日比1円前後の小幅安で寄り付いた。しかし、売りが出尽くすと、小口の買いに反発に転じてジリ高で推移した。
 しかし、きょうの上海ゴムが、弱気の売りが出て急落する展開となって、この動きを受けて東京ゴムは4~5円急落した。

 だが売りが出尽くすのが早く、押し目買いも入って急反発に転じた。上海ゴムも13,370元まで急落していたが、急に息を吹き返したような強い相場になったことや、押し目買いが入り、きょうの高値を付ける場面もみられた。ただ、急反発に転じたあとは、もち合い相場が続き結局、各限は11月限が1.1円安となったが、12月限~3月限は0.5~2.0円高で引けた。

 きょう新ポ発会した2018円4月限は、発会値が199.8円で、高値は203.0円、安値は198.5円で、引け値は202.3円。
 出来高は1.866枚と薄かったが、1,092枚の取組高を作った。
 一時203円まで急伸して、昨日まで先限だった3月限の202.0円を上回った。強い新ポ発会だった。

 この結果、先限は200円超えの日足チャートになった。夜間取引も堅調に推移して200円台を維持しているので、この状況では週末の明日はもう一段高い水準への上げの期待が膨らむ。
 10月16日に付けた204.2円を上抜く日足チャートになれば、『完全に底打ちした相場』となろう。その場合、234.7円から193.5円までの下げ幅41.2円に対する0.382戻しの209.2円への反発が早まろう。 
【オスマン】