2017年11月27日 07:29

24日(金)の東京ゴムは、上海ゴム高を受けて急伸のあともち合う。

2017/11/24 18:04
 ドル=円相場は、前日の円高から変化して円安に転じた。15時30分に111円55銭の安円で止まり、その後は小幅の円高に転じている。
 東京株式は、円安の流れにもかかわらず、終末事情を受けた手仕舞い売りが優勢となって反落。午後になって買い優勢に変化して、日経平均は前日比27円高の22,550円で終えた。

 東京金は、22日のNY金が反発したが、23日は感謝祭で休場となり、他市場の相場が反落したことで軟調となったが、ドル建て相場の堅調と小幅円安を受けた買いが入り5円前後高で引けた。東京白金も売り優勢から下げたが、引けにかけて買い拾われて3円安~4円高のマチマチになった。

 東京石油は、22日のNY原油が急伸して、23日も他の原油相場が続伸したが、東京市場は111円台前半の円高が上値を抑制した。ガソリンは前日比110円安~100円のマチマチとなり、灯油は330~50円高のマチマチ。原油は小動きとなって50円安~変わらずで引けた。

 東京ゴムは、上海ゴムの上伸を受けて高寄りした。その後も小口買いが継続して上伸したが、買いが途絶えると小口売りに下げて、もち合いで推移した。

 東京ゴムが『勤労感謝の日』で休場だった23日の上海ゴム相場は、13,825元の高値を付けて、13,685元へ急上伸して終えていた。21日に12,820元まで突っ込み、底抜け感が強まっていたときの相場に比べて1,000元の急反発を入れたことになる。

 特別な買い材料が出現してのものでなく、21日に値崩れ懸念が台頭するほどに突っ込んだ反動と見られている。しかし、突っ込んだと急反発した展開を見る限り、改めての安値を確認した相場であることが証明されたし、突っ込んだことによる反動が強くなったとみてよい場面だ。

 23日の夜間取引も小幅続伸して一時、13,800元台相場を付けていた。
 24日の日中取引では13,865元で始まり、その後もち合いで推移したあと似13,900元に接近する高値まで上伸した。しかし、引けにかけてはもち合いで推移した。
 14,000元台のもち合いから15日に急落したが、その急落した水準から上放れてきたので、出直り相場に転じたと見てよい場面。14,000元台回復に目先的な抵抗を受けても、その場面で、出直り相場が止まってしまうことはない。よしんば、上値抵抗で上げ悶えても、調整場面に留まろう。

 東京ゴム先限が196.0円の高値を付けた。
 14日に200円台から192.1円安円を付ける水準ま一気に崩れたあと、20日に188.0円、21日に187.8円の安値を付ける崩れ相場になったが、この二本の安値で下げ止まり、22日と24で8.2円幅の反発になっており、直近の急落(15円幅)の55%を戻した。半値戻しのあと、三分の二戻しになれば、全値戻しの相場に繋がるとみておきたい。

 来週からは早くも師走相場に入るが、9月から続いてきた下げ基調が敢然と変化する時期に入ると見て対応していくことにしたいものだ。

 なお11月限納会は前日比8.2円高の183.6円で納まった。納会受渡数量は303枚。この納会が12月相場に、どのような影響を与える注目したい。
【オスマン】