2018年11月28日 07:37

26日(月)の東京ゴムRSS3号は、上海ゴム高と期近高から小幅反発。

 ドル=円相場は112円89銭で始まり、その後は円安基調で推移。11時15分に113円28銭を付けて、その後は113円20銭を挟んだもち合いで推移した。夕方になって113円30銭台へ円安になった。

 東京株式(日経平均)は軟調で始まったが、すぐに活発買いが入り急伸。反発場面で売り優勢となったが、再び買いが旺盛になって上伸。後場も買い優勢の展開が続いて、前日比165円高の21,812円で終えた。

 東京金は、前週末のNY金安と、円高を受けて軟調で始まったが、円高の一服やドル建て現物相場高を受けて反発。午後はドル建て現物相場高を受けて堅調になり、前日比3円安~5円高で終えた。

 東京白金は、前日のNY白金安と、朝方の円高を受けて安寄りしたが、円高が一服したことと、ドル建て現物相場高を受けて下げ幅を縮めた。その後、ドル建て現物相場高を受けて上昇、前日比変わらず~7円高。

 東京石油は、前週末のNY原油の暴落と、朝方の円高を受けて暴落した。その後、113円台の円安と、NY原油夜間取引が反発したのを受けて反発したが、それでもガソリンは2,500円前後安、灯油は2,700円前後安、原油は2,400円前後安で引けた。

 東京ゴムRSS3号は、薄商いながら期近の買い戻しが拡大して反発。

 期近限月が寄り付きから、買い優勢となって反発した。
 当限の11月限はきょう(26日)に納会を迎えたが、小口の買いが先行して前日比3.4円高の138.6円で始まった。その後、売りが出て136.5円へ下げたが、そのご、買い優勢となって137.0円へ上伸した。納会値は前日比1.9円高の137.1円になった。

 納会受渡枚数は374枚。10月は216枚だったから158枚増加した。10月納会値は144.4円だったので、11月限は7.3円安くなっているのに、受渡枚数が73枚も増加したことは、安値で現受け意欲が強かったためと見られる。19日に取組高が227枚まで減少していたのが、374枚まで増加したことは、値が下がって現受け意欲が涌いてきたためか。

 こうした堅調納会が12月限に波及し、1月限にも買い戻しの動きを強めさせた。12月限は139.6円まで反発して139.1円、前日比1.0円高で終えたし、1月限は149.3円まで反発して149.2円、前日比1.3円高で終えている。

 なお2月限は151.2円と150円台を回復して150.4円、前日比変わらずで引けた。3月限は153.3円高値を付けて153.0円、前日比0.4円高。先限4月限は155.5円が高値で155.2円、前日比0.5円高で引けている。

 きょうの上海ゴム相場が堅調に推移したことと、株高、円安が買い人気を少し刺激したようだ。
 この小幅反発だけでは強気に言えないが、相場の流れが変わろうとしているような気がしてならない。