2018年11月28日 07:37

27日(火)の東京ゴムは、上海ゴム安を受けて反落のあともち合う。

 ドル=円相場は、早朝の海外市場で113円64銭安値を付けたが、東京は113円56銭で始まり、次第に円高の流れが強まった。11時15分に113円41銭を付けて、その後は再び小幅円安の流れに転じた。

 東京株式(日経平均)は、上伸直後に急落して、小幅高でもち合った。後場は活発な買いに急伸したが、22,000円を回復したところで売りを浴びて反落、140円高の21,952円で終えた。

 東京金は前日のNY金の小幅安、ドル建て現物相場の弱材料と、円安の強弱材料が交錯して、もみ合いになった。期中、期先限月が売り優勢となって前日比小幅安になった。前日比7円安~3円高のマチマチ。

 東京白金は前日のNY白金高と、円安を受けて小幅高になったが、その後、小口の売りに値を沈めた。3円安~1円高で終えた。

 東京石油は、前日のNYなど海外原油が急反発に転じたし、113円台半ばへの円安を受けて反発したが、この日の夜間取引が軟化したため売りが出た。ガソリンは150円安~80円高のマチマチ、灯油は290~580円安、原油は20~240円高とチグハグな相場で終えた。

 東京ゴムRSS3号は、寄り後に反発したが、上海ゴム安を受けて急落。

 寄り付きは小口の買いが優勢となって、堅調に始まった。昨日の上海ゴム夜間取引が小高くい終えていたし、東京株高と円安基調を受けた買いも入り続伸した。

 きょうの上海ゴムの取引が始まって、すぐに反落したニュースが伝わると、それまで活発だった買いが窄み、逆に売りが優勢の相場に変化した。暫らく高値でもち合っていたが、買いが出なくなり急落が始まった。2円前後の急落になった。

 その後は、もち合いで推移したが、引け直前にデイトレーダーの建て玉整理や、午前に買い付いた筋の手仕舞い売りが出て、急落する相場になった。
 結局、当限に出世した12月限が前日比1.4円安の137.4円、1月限が1.2円安の148.0円と急落して引けた。

 2月限は0.4円安の150.0円、3月限は0.9円安の152.1円、4月限が0.8円安の154,4円で引けている。

 きょう新ポ発会した2019年5月限は、寄付き値が157.0円で、4月限に比べて1.5円高で始まった。その後158.5円高値を付けて、安値は156.0円だった。終値は156.0円の安値引け。

 新ポ発会で158.5円まで上昇したため、目先の相場の流れが変わって来る可能性がある。先限としての158.5円は、11月16日以来の戻り高値になり、もう一踏ん張りして160円台を回復する展開になってくれば、疑いのない底打ち・出直り相場に転じるキッカケを掴んだと見たい。

 未だ慌てて買い急ぐ心配は要らないが、未だ売り玉をしつこく手持ちしているなら、徐々に買い戻しをかけて、買い玉を建てる準備をしたいと思う。