2017年9月14日 10:11

13日(水)の東京ゴムは、四日ぶりの戻り高値へ上伸。

2017/09/12 21:31
 ドル=円相場は、早朝に109円台へ円安となった動きをキープして、109円20~50銭間のもち合いで推移。夜間取引で109円台後半へ円安になった。
 東京株式は前日のNY株式の大幅高と、円安を受けた活発な買いに高寄りして、日中を通じて買い優勢が続き、日経平均は230円高の19,776円で終えた。

 東京商取の金は、円安を受けて反発したが、買いが出尽すと反落した。その後、ドル建て相場高を受けて反発、3円安~5円高のマチマチで引けた。白金は前日のNY白金安や、ドル建て現物相場安を受けて30円超安に続落したが、円安が買い戻しを呼び込み、下げ幅を縮小して16~24円安で引けた。

 石油相場は、前日のNYなど海外原油高を受けて堅調に始まった。その後、アジアの時間帯の夜間取引が弱含みとなり、円相場がもみ合いとなったことで伸び悩んだが、引けにかけて買いが入りガソリン、灯油が200円前後高、原油も200円前後高で引けた。

 東京ゴムは、先限が230円台を回復するなど全限続伸したが、上値追いに慎重な姿勢が強まり、戻り待ちの手仕舞い売りに反落して、2円超の小幅高で引けた。

 前日夜間取引が期先限月中心に反発していたのを受けて、今日の寄り付きも活発な買いが入り高寄りした。11日の上海ゴム夜間取引が堅調に推移したことも、買いを集める要因になった。

 しかし戻り待ちの売り物も出てくる相場となり、上海ゴム相場が高寄り後、ガタガタと下げたことを受けて売り優勢となり、朝方の高値水準から3~4円幅を下げる相場となった。
 この反落場面で一部売り方の買い戻しが入り、一方では上海ゴム相場が急反発に転じたのを受けた強気の買いも入り、戻り歩調になった。しかし、活発に戻りを買い上がる動きも乏しく、小口の売り買いにもち合い推移して引けた。結局、9月限が前日比3.5円高で引けて、10~2月限は同2.0~2.4円高で引けた。

 先限2月限は230.8円が高値で、226.6円が安値となって、228.8円、前日比2.4円高で引けている。
 230円台へ戻して引けることができなかったが、投機家たちは、この動きをどのように受け止めるか見守りたい。
 
 前週末から今週にかけて、出来高が多くないのに取組高がジリジリと増え続けて、12日現在で21,069枚と、4日(22,506枚)以来の高水準へ増加してきた。この調子で取組高が増えて、相場が上昇する展開になっていけば、6日に付けた234.7円高値を更新して、もう一段高へ上昇する期待が強まるだろう。
 逆に取組高が増えなければ、一過性の戻り相場に留まることになる。
【オスマン】