2017年11月9日 19:32

9日(木)の東京ゴムは、反発のあと伸び悩む。

2017/11/09 12:05
 ドル=円相場は、前日夜に113円39銭へ円高になったが、きょうは円安展開に変化した。東京市場は113円81銭で始まり、その後も円安が続いて10時に114円06銭を付けた。
 東京株式は続騰。日経平均が23,382円と、1992年1月以来の26年弱ぶりに23,000円台高値を付けた。

 東京商取の金は、NY金高と113円後半の小幅円安を受けた買いに上伸、正午現在は18円前後高で推移。白金もNY白金高と円安を受けた買いに18円前後高で推移している。 
 石油相場は、前日のNY原油など海外原油が軟調だったが、円安ときょうの原油夜間取引が堅調に推移していることから買い優勢となって、ガソリンは300円超高、灯油は300円前後高、原油も300円前後高で推移している。

 東京ゴムは、買いが先行して反発。その後、上海ゴム高を受けて上伸したが、戻り売りが出て上げ悶えた。

 前日夜間取引は手仕舞い売りが出て反落したが、きょうの寄り付きは、前日の上海ゴム夜間取引がプラスで終えたのを受けた買いが先行して高寄りした。その後、暫らくもち合ったが、きょうの上海ゴムが続伸して始まったことから、再び買い優勢となって続伸、前日夜間取引の反落を消して一時、前日比1~2円前後高へ反発した。

 上海ゴム相場は14,000元台を回復して134,140元ラインまで上伸したが、その後は売り優勢となって小幅反落、もち合いで推移している。
 今後の展開が気になるが、7日につけた14,210元、6日につけた14,235元の高値を一気に更新できるかどうかがポイントになる。

 更新すれば14,800元前後、さらに15,000元台回復へ続騰する可能性が出てこよう。
 きょう~明日の相場で更新できなければ、戻りが一杯したとする見方が強まり、失望売りが出てこることが予想され、その場合は再び13,000元台の下方水準へ反落する相場を強いられよう。
 上海ゴム相場は、きょう、明日の動きに注目したい。

 東京ゴムも7日につけた207.0円高値をきょう、明日中に更新できなければ戻りが一巡したとする見方が強まろう。取組高を減らしながらの反発相場だっただけに、踏みが出てしまえば上げが止まる可能性がある。8日現在の取組高は23,544枚で、1日の25,226枚から1,682枚減少しており、月初は増加するケースが多いが、減少したことは『上昇エネルギーが減少した』ことになる。

 更なる上昇相場に転じるには、新たな取り組みを作る必要があると見る。
 買い玉を手仕舞って、暫らく旧家することにしたい。
【オスマン】